ワイパックスの半減期ワイパックスはベンゾジアゼピン系の抗不安薬で、心の不安や緊張をしずめる効果があります。

抗不安薬の中では効き目が強い方に属し、パニック障害や社交性障害などの不安障害の治療によく使われています。

ワイパックスは服用後約2時間で血中濃度がピークに達し、その12時間後に濃度が1/2にまで下がる半減期を迎えます。 続きを読む

ワイパックスワイパックスはデパスなどと同じくベンゾジアゼピン系の抗不安薬です。たくさんある抗不安薬の中で効果は強い方ですが、そのわりに副作用が少ない使いやすいお薬です。

ベンゾジアゼピン系の薬品は脳の働きを抑制する作用があり、その作用は①抗不安作用、②催眠作用、③筋弛緩作用、④抗けいれん作用、という4つの方面に現れます。

4つのうちどの作用が強いかは薬によって違います。ワイパックスは抗不安作用が強いので抗不安薬して使用されますが、催眠作用が強いものは睡眠薬として使用されます。 続きを読む

ワイパックスワイパックスはデパスなどと同類のベンゾジアゼピン系の抗不安薬です。不安を抑える効果は<強・中・弱>でいうと「強」の部類に属します。

作用時間による分類では中時間型に属し、約12時間不安を軽減する効果が持続します。

薬の効果がピークになるのは服用してから2時間後ですが、15分もすると効きはじめるので即効性もあるお薬です。

発売は1978年ですが、不安をしずめるしっかりした効果があるので現在もよく処方されるお薬です。 続きを読む

マイスリー非ベンゾジアビン系に属するマイスリーは半減期が約2時間という、たいへん作用時間の短い睡眠薬です。

半減期とは血液中の薬の成分が最高値から1/2にまで下がるのに要する時間のことで、これがお薬の効果の持続時間のおおよその目安になります。

マイスリーは約0.8時間で効き目がピークになり、2時間でほぼ効き目が消失する即効型で超短時間型の睡眠薬なので、寝つきの悪さを改善する睡眠導入剤として使われます。 続きを読む

アルコールマイスリーは非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬で、超短時間型に属するお薬です。

即効性があり、服用後15分もすると眠くなり、1時間未満に効き目がピークになります。半減期は2時間と睡眠薬の中ではもっとも作用時間が短く、入眠障害の治療専門のお薬といえいます。

寝酒という言葉があるようにアルコールには寝つきを良くする効果がありますが、同じ効果がある睡眠薬とはたいへん相性が悪い「薬物」です。 続きを読む

抗不安薬の強さ抗不安薬は、不安障害と呼ばれる心の病気の治療に使われるお薬です。

不安は危険やリスクを察知して回避するために必要な心の働きですが、過剰になると心の働きがバランスを失い、日常生活にも支障が出ます。

不安障害には、高所恐怖症など特定の対象に対して不安や恐怖を感じる限局性不安障害やパニック障害、社交性不安障害などがあります。

鍵をかけ忘れたのではないか、というような思いに取りつかれる強迫性障害も不安障害の1つです。 続きを読む

精神安定剤の強さ精神安定剤という言葉は、現在は少しずつ使われなくなってきて、抗不安薬といわれるようになりました。

これと似た言葉に抗精神病薬や向精神薬などがあります。まず、これらがどう違うのか、お互いにどういう関係にあるのか、少し交通整理してみましょう。

この中でいちばん意味の広い言葉は向精神薬です。向精神薬とは、文字通り精神に向かう薬、つまり精神に作用する薬です。

精神科で処方される抗うつ剤や睡眠薬などがすべて含まれるほか、麻酔薬や麻薬、アルコールも含まれます。

精神科で処方される向精神薬の主なものは、抗うつ剤、睡眠薬、抗不安薬、抗精神病薬の4つですが、その他に抗てんかん薬、抗パーキンソン病薬、抗認知症薬などがあります。 続きを読む

睡眠薬ドラ―ル一般的に睡眠薬で気をつけなければいけない副作用には、次のようなものがあります。

  • 眠気の翌日への持ち越し
  • ふらつき、転倒
  • もうろう状態、健忘
  • 耐性・依存性の形成

この中でドラールに比較的多く出る副作用は、眠気の翌日への持ち越しで、その他の副作用はどれも比較的少なめです。「比較的」というのは、同じベンゾジアゼピン系の睡眠薬の中で比べると、という意味です。 続きを読む

睡眠薬ドラ―ル半減期とは血液中の薬の成分が最高値の1/2になるまでにかかる時間です。この時間がおおよその薬の作用時間(効果の持続時間)になります。

ドラールは半減期が36.6時間と非常に長く、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬の中では、もっとも長時間型のお薬の1つです。

ドラールはロングラン・タイプであるとともに、薬の効き目がもっとも強くなる最高血中濃度に到達するまでに約3.5時間かかるというスロースタータでもあります。

そのため、寝つきの良くない入眠障害の治療には不向きで、夜中に目が覚める中途覚醒や早朝覚醒の治療に向いています。 続きを読む

睡眠薬ドラ―ルドラールはベンゾジアゼピン系の睡眠薬に属しますが、この系統のお薬としては最近の1999年に発売された長時間作動型の睡眠薬です。

したがって、同じ系統ですでに発売されていた、超短時間型のハルシオンや短時間型のレンドルミンなどにはない効果や特徴が期待されて登場した睡眠薬ということになります。

ドラールの最大の特徴は半減期が約36時間という、作用時間の長さにあります。半減期とは、有効成分の血中濃度が最高値から1/2に下がるまでの時間のことで、それが薬の効果のおよその持続時間になります。

ゆっくり効果が消失していく分、効き目が出だすのもゆっくりで、服用後に最高血中濃度に到達するまでに約3.5時間かかります。 続きを読む