SSRIレクサプロ「レクサプロ」という薬をご存知でしょうか?

2011年に発売されたSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)の一種で、この種類の中では新しい部類になる薬です。

新しめの薬なので、その効果などについて知らない人も少なくありません。そこで、レクサプロの効果や副作用について簡単に解説していきます。

レクサプロはSSRIの一種で、「セロトニン」を増やすことでうつ病や不安障害の改善に効果を発揮する薬です。 続きを読む

憂鬱うつ病はメランコリー型、非定型、季節型など様々な分類があります。このうち、非定型うつ病はうつ病に特異的な身体症状が逆に出ることを特徴としています。

よく食べるしよく寝るしうつっていうわりに楽しそう。そんな症状を見て、「甘え」と誤解するひとは少なくありません。

ここでは、定型うつ病と非定型うつ病の相違点から非定型うつ病にみられる症状を紹介します。症状を理解することで、「疾患」であることを認識できるでしょう。 続きを読む

非定型うつ病非定型うつ病は、普通のうつ病とは治療方法が大きく異なります。

定型うつ病の場合は薬物療法が主流であり、休養をとるように勧められますが、非定型うつ病の場合は、必ずしも同様の効果が得られるとは限りません。

「生活リズムを整える」ということは、どんな病気にも有効な治療ですが、非定型うつ病の場合、生活リズムを整えるだけでかなり改善することがあります。

非定型うつ病にとって、生活リズムを整えることは治療の補助ではなく治療そのものです。薬を飲むのと同じ「治療」であることを意識して取り組みましょう。 続きを読む

非定型うつ病非定型うつ病とは、古典的なうつ病とはまた違った状態になります。主な症状としては、①気分の反応性(実際に楽しい事や、楽しいだろうと予測できることがあると気持ちが明るくなる)、

②極端な体重の増加・または食欲の増進/過眠/鉛のように体重くなる感覚/長期に亘って、対人関係で相手から拒絶をされることへ敏感に反応してしまうため、社会的または職業的な問題を引き起こしている/の、4つの項目から、2つ以上の症状が当てはまることが挙げられています。 続きを読む

非定型うつ病メランコリー親和型性格という言葉を聞いたことはありますか?それはうつ病の発症と関連している性格であると言われています。

メランコリー親和型の性格の人は日本人に典型的な性格の一つであると言われています。真面目で几帳面、ルールを大変重んじる性格のことを指します。

ルールを守ることはとても大切なことです。しかし、ルールを“守らなければならない”と考えるようになってしまったらそれは大変な負担となります。 続きを読む

強迫性障害のお薬強迫性障害とは、ある考えにとらわれてしまい、何度も同じことを執拗に繰り返してしまう精神疾患です。

強迫性障害の治療法として、精神療法と薬物療法があります。

強迫性障害の治療は容易ではありませんが、しっかりと段階を踏んで行うとで、症状を治すことができる疾患で、薬物療法は重要な治療法になります。

ここでは、強迫性障害の薬について解説していきます。

強迫性障害で使用される主な薬剤は「抗うつ剤」となります。

抗うつ剤にもいくつか種類がありますので、その薬剤について説明します。

まずは「SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)」という薬です。

強迫性障害では、セロトニンを増やすことが効果的であると知られていますが、SSRIは抗うつ剤の中でも「セロトニン」を増やす作用に特に優れています。

さらに副作用も比較的少なく、他の重要な物質(ノルアドレナリンやドーパミン)には影響がありません。

また、SSRIにはセロトニンの再取り込みを阻害する作用があります。これはセロトニンの再取り込みが阻害されるため、セロトニンの消費が抑えられることでセロトニン濃度を上げさせる効果があるのです。

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強迫性障害の症状強迫性障害とは、ある考えにとらわれてしまい、その行動を繰り返すことを主症状とする精神的疾患です。

強迫性障害の症状は、本人だけでなく周囲にも影響が大きい疾患です。

そのため、周囲の方(とくにご家族)の正しい理解がによって、患者さんご本人の安心や症状の軽減につながります。

ここでは、強迫性障害で生じる症状について、詳しく解説します。 続きを読む

強迫性障害「強迫性障害」という病気をご存知でしょうか?

例えば「家の鍵をきちんとかけたかどうか不安になり、何度も確認してしまう」「手の汚れがどうしても気になり、何度も手を洗いに行ってしまう」といったものが、強迫性障害の典型的な症状です。

こうした症状が何故起こってしまうのか、今回は強迫性障害の基本的な内容や原因について解説していきます。 続きを読む

ソナラックスと眠気ソラナックスは効果がしっかりしている割に副作用が少ないお薬です。そのため、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬の中では、もっとも処方されているお薬の1つです。

しかし、ソラナックスにも日中の眠気や依存性など、注意すべき副作用はあります。

ベンゾジアゼピン系の抗不安薬には、抗不安作用と催眠作用、筋弛緩作用、抗けいれん作用の4つの作用があります。

ソラナックスのこの4つの作用の強さ(力価)は、抗不安作用が「中」、催眠作用が「中」、筋弛緩作用が「弱」、抗けいれん作用が「弱」となっています。 続きを読む

ソナラックス抗不安薬のソラナックスは、ほどよい効果の強さと副作用の少なさで使い勝手が良く、たいへんよく処方されているお薬です

2010年にアメリカでもっとも多く処方されたのがソラナックスです。

ベンゾジアゼピン系の抗不安薬にはデパス(エチゾラム)など多くの種類がありますが、「力価」と「薬物動態」を見るとその薬の特徴が分ります。 続きを読む