メイラックスの眠気の副作用を他の抗不安薬と比較すると「中程度からやや少なめ」という評価になります。
承認時の臨床試験では被験者の約2.5%に眠気の副作用が出たと報告されています。
そう多い数字ではありませんが、メイラックスは作用時間が長いのでいったん副作用が出ると長引くことになります。
薬の作用時間の目安である半減期がメイラックスは122時間で、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬の中で最長です。 続きを読む
メイラックスの眠気の副作用を他の抗不安薬と比較すると「中程度からやや少なめ」という評価になります。
承認時の臨床試験では被験者の約2.5%に眠気の副作用が出たと報告されています。
そう多い数字ではありませんが、メイラックスは作用時間が長いのでいったん副作用が出ると長引くことになります。
薬の作用時間の目安である半減期がメイラックスは122時間で、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬の中で最長です。 続きを読む
メイラックスはベンゾジアゼピン系の抗不安薬の中で、もっとも最近できたお薬であり、もっとも作用時間の長いお薬でもあります。
いわば「待望の超長時間作動型の抗不安薬」ということになります。メイラックスの半減期は122時間で、抗不安薬の中で最長です。
それまでは、効き目が強い抗不安薬はいろいろありましたが、作用時間が短くて依存性ができやすいというデメリットがありました。
たとえば、ワイパックスは半減期が12時間、デパスは6時間です。どちらも効き目が強いお薬ですが、そのぶん依存性も形成されやすいので、使いにくさがあります。 続きを読む
「解決策が見つかりそうだから一生懸命考える」のと、「考えないようしようとしてもつい考えてしまう」のでは、同じ「考える」でも意味が違います。
嫌でもつい考えてしまう方は、考えるというより「ある想念に頭が占領されてしまう」ということです。
そういう考えは頭の中で堂々巡りするだけで、何かの解決策が出てくるわけではなく、どれだけ考えれば気が済むというものでもありません。
こういう「考えても仕方のない考え」の代表的なものが、①過去の屈辱的な体験や恥ずかしい失敗などの心の傷がフラッシュバックする、②根拠のない不安が心の中で膨らむ、という2つの「思い」です。 続きを読む
離脱症状とはいわゆる禁断症状のことです。
禁煙したことがある人なら経験しているように、ニコチンなどの薬品がつねに体内にあることに身体が慣れると、それがなくなったときに(おもに自律神経の失調によって)さまざまな心身症状が生じます。
ニコチンやアルコールと同様にベンゾジアゼピン系の薬品も依存性があり、使用を中止すると離脱症状が出ることがあります。
ワイパックスはベンゾジアゼピン系の抗不安薬で、不安をしずめる効果が強い方なので、依存性も出やすいお薬です。 続きを読む
錠剤型のお薬はほとんどが「内服薬」ですが、飲み込まずに舌下の粘膜から薬の成分を吸収する「舌下錠」もあります。
その代表的なものが、狭心症の発作を起こしたときに使うニトログリセリン舌下錠です。
舌下錠は内服薬より即効性があるので、心臓の酸素不足を1秒でも早く解消するために狭心症の薬は舌下タイプになっています。 続きを読む
ワイパックスはベンゾジアゼピン系の抗不安薬で、心の不安や緊張を緩和するお薬です。即効性があり効果も強めなので、毎日定期的に服用する飲み方以外に、頓服としても使用されます。
歯の治療の後などに、痛みが出たときのためといって鎮痛剤を処方されたことがあると思いますが、そのように必要に応じて臨時に服用するのが頓服です。
したがって頓服として使用する薬は即効性が要求され、1回の服用で効き目が実感できることが必要です。 続きを読む
ワイパックスはベンゾジアゼピン系の抗不安薬です。心の不安をしずめ、緊張をほぐす効果があり、パニック障害や社交性不安障害などの不安障害の治療に使われます。
ワイパックスは服用後15分くらいで効きはじめて、2時間後には効き目がピークになります。
半減期は12時間で、作用時間による分類では中時間型に属します。不安をしずめる作用の強さは、強・中・弱で分けると「強」の部類に入ります。 続きを読む
ワイパックスはベンゾジアゼピン系の抗不安薬です。ベンゾジアゼピン系というと睡眠薬を思い浮かべる人も多いと思いますが、どちらもGABAという脳内物質に作用して脳の活動を抑制する作用があります。
ベンゾジアゼピン系のお薬で不安をしずめる作用が強いものを抗不安薬として、催眠作用が強いものを睡眠剤として使っています。
したがって睡眠薬にもある程度の抗不安作用があり、抗不安薬にもある程度の催眠作用があります。
また、ベンゾジアゼピン系の薬品には、この2つの作用の他に、筋弛緩作用と抗けいれん作用もあります。 続きを読む
ワイパックスはベンゾジアゼピン系の抗不安薬で、心の不安や緊張をしずめる効果があります。
抗不安薬の中では効き目が強い方に属し、パニック障害や社交性障害などの不安障害の治療によく使われています。
ワイパックスは服用後約2時間で血中濃度がピークに達し、その12時間後に濃度が1/2にまで下がる半減期を迎えます。 続きを読む
抗不安薬は、不安障害と呼ばれる心の病気の治療に使われるお薬です。
不安は危険やリスクを察知して回避するために必要な心の働きですが、過剰になると心の働きがバランスを失い、日常生活にも支障が出ます。
不安障害には、高所恐怖症など特定の対象に対して不安や恐怖を感じる限局性不安障害やパニック障害、社交性不安障害などがあります。
鍵をかけ忘れたのではないか、というような思いに取りつかれる強迫性障害も不安障害の1つです。 続きを読む