メイラックスと依存性メイラックスはベンゾジアゼピン系の抗不安薬の中でもっとも作用時間が長いお薬で、半減期が120時間あります。

こういう長い半減期を持つ抗不安薬は依存性ができにくいというメリットがあります。向精神薬と呼ばれる精神に作用するお薬は、長期間服用すると依存性が生じます。

抗うつ剤のSSRIやベンゾジアゼピン系の睡眠薬、抗不安薬などはすべて、依存性ができるリスクがある向精神薬の仲間です。 続きを読む

妊娠中メイラックスは、妊娠中にはできるだけ使わない方が良いお薬ですが、絶対に使えない(禁忌)ということではありません。

例えば、計画的に妊娠しようとするなら、メイラックスを服用しているときは避妊すべきです。症状が改善してお薬を止めてからチャレンジするのがベストです。 続きを読む

メイラックスメイラックスは、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬の中でもっとも半減期(作用時間)の長いお薬です。1mg錠と2mg錠があり、それぞれ真ん中に割線があって1/2錠に分割できます。

服用後0.8時間で血中濃度がピークになるので即効性がありますが、メイラックスの最大の特徴は半減期が122時間と非常に長いことです。 続きを読む

メイラックスの緊急使用メイラックスはベンゾジアゼピン系の抗不安薬ですが、その中でもっとも半減期が長い超長時間作動型に属します。しかし、一方では1時間未満で薬の効果がピークになるという即効性もあります。

頓服は、痛みが出たときに飲む鎮痛剤や、乗り物酔いしそうなときにあらかじめ飲んでおく酔い止めなど、応急処置として臨時に服用するお薬です。 続きを読む

パニック障害テレビやネットの情報のおかげで徐々にではありますが「精神疾患」についての理解が広がってきてはいますが、まだまだ間違った認識やあやふやな見解も多いようです。

また、最近では自分のたわいのない一言が、相手を傷付けてしまったり、怒りを買ってしまったりするのではないかと心配するあまり、腫れ物に触るような接し方になってしまい、距離を縮めるどころか、ますます孤立させてしまうケースも少なくありません。 続きを読む

飛行機内でパニック障害航空会社の増加や様々な料金プランの変化に伴い、旅行や帰省、出張などで飛行機を利用する機会が増えています。

しかし、パニック障害を患うと、移動することもままならない状態になってしまうものです。ただでさえつらい状態なのに、飛行機に乗るとすれば、どうしたらよいのでしょうか。 続きを読む

電車内でパニック障害「閉所恐怖症」という言葉を聞いたことはありますか?これは、狭いところや身動きが取れないところで強い不安を感じる一定の人たちのことを指しています。

例えば、エレベーターの中、狭い部屋、飛行機などが挙げられますが、広ければ不安を感じないわけではないようです。

「窓がない部屋」「屋根裏部屋」「地下室」「映画館」など、音や光などの刺激が遮断されていたり、閉塞感を感じたり、自分で何かをしたら外に出られるわけではないような場所でも、強い不安を感じる場合があるようです。 続きを読む

パニック障害パニック障害は、完治する病気です。時間はかかりますが、一生を共にするような病気ではありません。

死んでしまうのではないかと思うほどの恐怖も、また発作が起きたらどうしようという不安も、いずれ消えていくものです。

では、どうすればスムーズに完治できるのでしょうか。

まず、おかしいと思ったら、ためらわず早めに精神科にかかりましょう。そこで薬物治療が必要だと診断された場合、ほとんどの場合、抗うつ剤を処方されます。 続きを読む

ストレスで強迫性障害に比較的若い世代に多く見られる「統合失調症」という病気には、未だに解明されていないところも多いです。

その原因についても完全に解明されてはいませんが、その原因として「ストレス」が関わっているのではないかと、多くの人が疑っています。

そこで、統合失調症の原因としてストレスが関係しているのかどうかを解説します。

実は統合失調症の原因については、詳しく解明されているわけではありません。 続きを読む

強迫性障害のお薬強迫性障害とは、ある考えにとらわれてしまい、何度も同じことを執拗に繰り返してしまう精神疾患です。

強迫性障害の治療法として、精神療法と薬物療法があります。

強迫性障害の治療は容易ではありませんが、しっかりと段階を踏んで行うとで、症状を治すことができる疾患で、薬物療法は重要な治療法になります。

ここでは、強迫性障害の薬について解説していきます。

強迫性障害で使用される主な薬剤は「抗うつ剤」となります。

抗うつ剤にもいくつか種類がありますので、その薬剤について説明します。

まずは「SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)」という薬です。

強迫性障害では、セロトニンを増やすことが効果的であると知られていますが、SSRIは抗うつ剤の中でも「セロトニン」を増やす作用に特に優れています。

さらに副作用も比較的少なく、他の重要な物質(ノルアドレナリンやドーパミン)には影響がありません。

また、SSRIにはセロトニンの再取り込みを阻害する作用があります。これはセロトニンの再取り込みが阻害されるため、セロトニンの消費が抑えられることでセロトニン濃度を上げさせる効果があるのです。

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