パニック障害テレビやネットの情報のおかげで徐々にではありますが「精神疾患」についての理解が広がってきてはいますが、まだまだ間違った認識やあやふやな見解も多いようです。

また、最近では自分のたわいのない一言が、相手を傷付けてしまったり、怒りを買ってしまったりするのではないかと心配するあまり、腫れ物に触るような接し方になってしまい、距離を縮めるどころか、ますます孤立させてしまうケースも少なくありません。

精神疾患の患者さんと接する時には変に気負わず普通に接していいのです。むしろ、いつも通り自然に接する方が望ましいのです。

今回はパニック障害の方とどのようにコミュニケーションを図ればいいのかを考えていきましょう。

パニック障害の患者さんと接するからといって特別何かに気を付けなければならないことなどありません。あるとしたら、相手がパニック障害の患者さんだからといって緊張してしまうことです。

不用意な言葉で傷つけてしまうのではないかと心配になって、患者さんに対して気を遣いすぎてしまう方は少なくありません。

しかし、この時のあなたの不安は確実に患者さんに伝わります。

パニック障害は、不安が原因となる病気です。この病気は不安を感じれば悪化し、安心できれば改善していきます。

周囲の人が恐る恐る接することで、患者さんが「こんなに気を遣わせてしまって申し訳ない」「みんなに迷惑をかけている」と感じると、どんどん不安が助長されていってしまいます。

では安心させるためにはどのように接したらよいかというと、周りの人が「普段通り」でいることです。自分に当てはめてみてください。

恐る恐る話しかけてくる家族よりも、気兼ねなく話しかけてくれる家族の方が、ずっと安心して一緒にいられますよね。

普段通り接することで、患者さんが常に安心できる環境であることが大切なのです。

それでも突然に強い不安に駆られパニック発作を起こすことがあります。

パニック障害の治療には抗うつ剤や抗不安薬が処方されることがおおい疾患です。

パニック障害とは、普段通りの生活をしているはずなのに、突然強い不安によって動悸や冷や汗、呼吸困難などの症状が生じます。

また、強い不安の中で「このまま死んでしまうのではないか」と本気で考え、訴えるようになります。

傍から見ているととても苦しそうで、周囲の人はつい一緒に焦ってしまいがちですが、これは間違った対応です。

周囲の人が取るべき対応は、「冷静に落ち着いて、患者さんを安心させてあげること」です。

パニック発作は不安が高まった時に生じやすく、不安がなくならなければ発作はなかなか治まりません。周囲の人も慌ててしまったら、患者さんの不安はどんどん高まっていきます。

逆に、周囲の人が落ち着いて対応してあげることで、患者さんが安心できるようになると、発作は徐々に落ち着いてきます。

患者さんのパニック発作に釣られることなく、冷静に落ち着いて対応するよう心掛けましょう。

パニック発作は必ず落ち着きます。パニック発作を起こして、患者さんが訴えるように本当に死んでしまうことはありません。

そのことを理解して、「大丈夫だから、落ち着いて」「すぐに治まるから、深呼吸してみよう」「わたしがそばにいるから、安心して」と、落ち着いて声をかけてあげましょう。

パニック障害の患者さんに対する望ましい接し方は、「患者さんにとって安心できる人」であることです。

これは何も難しいことではありません。「いつも通り」接するあなたが、「一番安心できる」あなたなのです。

もし目の前で発作を起こしてしまっても、心掛けることは同じ、「安心させてあげること」です。パニック発作は不安が和らげば必ず治まります。一緒に慌てずに、声かけをして安心させてあげましょう。

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