ジェイゾロフトなど、抗うつ剤の副作用のひとつに「不眠」が挙げられます。抗うつ剤を飲むとリラックスするはずなのに、なぜ眠れなくなるのでしょう。

抗うつ剤には、神経のセロトニンを増やすはたらきがあります。そうして増えたセロトニンの行き先はいろいろあり、どこに作用するかで効果が違ってきます。

この行き先を「受容体」といい、気分を上げる、眠くする、口の渇きを起こすなど、良い効果を起こすものから悪い効果を起こすものまで様々な受容体があります。
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レクサプロ抗うつ剤「レクサプロ」には、「不眠」という副作用があります。

うつ病によって精神的に大きなダメージを受けているのに、その上睡眠において弊害をもたらされてしまうことは回避したいものです。

そこで、レクサプロで不眠の副作用が起きる原因と、その対策を4つ紹介します。

そもそもレクサプロをはじめとする抗うつ剤は、脳内のセロトニンなどの物質を増やすことを目的としています。

これによってセロトニンの受容体が刺激されると、中枢神経の興奮をもたらします。

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うつ病で不眠症にうつ病を患っている患者さんのうち、約9割の方が「不眠などの睡眠障害」を伴っています。

うつ病患者の大半が経験する症状であることから、うつ病と睡眠障害の関係は深いものがあると言えます。

うつ病は「脳機能」を低下させますが、具体的には「食欲」「睡眠欲」「性欲(男性はEDに)」の低下が高い確率で認められます。また、眠りに関係のある「セロトニン」や「メラトニン(睡眠ホルモン)」と呼ばれるホルモンも関係しています。

メラトニンは「眠りのホルモン」とも呼ばれ、睡眠に必要なホルモンです。このメラトニンの不足はメラトニンサプリメントで補充でき、欧米や東南アジアでは薬局で購入できます。 続きを読む

サインバルタと不眠うつ病の症状の1つに不眠がありますが、それを治療する抗うつ剤に不眠の副作用があるのは困ったものです。

また、抗うつ剤の中には逆に眠気の副作用があるものもあり、ちょっとややこしいので、そのへんも少し整理をしておきましょう。

まず、抗うつ剤で不眠の副作用が出ることがあるのは、三環系抗うつ剤、SSRI(選択的セロトニン再取込阻害薬)、サインバルタをふくむSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取込阻害)です。 続きを読む