レクサプロで眠気が抗うつ薬は、多少の程度の違いはあれども「眠気」という副作用があります。

うつ病の治療のためには必要なことではあるのですが、強い眠気に襲われると日常生活にも影響を及ぼすことになります。

抗うつ薬「レクサプロ」も眠気を引き起こす抗うつ薬なのですが、その原因や対処法について解説していこうと思います。

レクサプロを服用することで眠気が発生する原因は、抗うつ薬の特徴として「ヒスタミン受容体」と呼ばれる部位をブロックしてしまう働きがあることに由来します。

これは抗うつ薬の治療目的ではなく、あくまでも副作用として働きかけています。

また、ヒスタミン受容体以外にも様々な影響を与え、その中には眠気を生じる一因となるものも多いのです。

上記の特徴は全ての抗鬱薬に共通することですが、種類によって眠気の強さも異なります。

レクサプロは、数ある抗うつ薬の中でも眠気を引き起こす強さは弱い部類になります。

「リフレックス/レメロン」や「ルジオミール」といた「鎮静系抗うつ薬」と呼ばれる部類は、特に眠気を引き起こす副作用が強いとされています。

その他の抗うつ薬に関しても、前述の鎮静系抗うつ薬に比べれば眠気は弱いですが、レクサプロよりは眠気が強く現れることが多いです。

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SSRIレクサプロ「レクサプロ」という薬をご存知でしょうか?

2011年に発売されたSSRIの一種で、この種類の中では新しい部類になる薬です。

新しめの薬なので、その効果などについて知らない人も少なくありません。

そこで、レクサプロの効果や副作用について簡単に解説していきます。

レクサプロはSSRIの一種で、「セロトニン」を増やすことでうつ病や不安障害の改善に効果を発揮する薬です。 続きを読む

うつ病で不眠症にうつ病を患っている患者さんのうち、約9割の方が「不眠などの睡眠障害」を伴っています。

うつ病患者の大半が経験する症状であることから、うつ病と睡眠障害の関係は深いものがあると言えます。

うつ病は「脳機能」を低下させますが、具体的には「食欲」「睡眠欲」「性欲(男性はEDに)」の低下が高い確率で認められます。また、眠りに関係のある「セロトニン」や「メラトニン(睡眠ホルモン)」と呼ばれるホルモンも関係しています。

メラトニンは「眠りのホルモン」とも呼ばれ、睡眠に必要なホルモンです。このメラトニンの不足はメラトニンサプリメントで補充でき、欧米や東南アジアでは薬局で購入できます。 続きを読む

うつ状態とはご自身やご家族が精神科を受診し、“うつ状態”と診断されたご経験はありませんか?そして、診断内容が「うつ病」ではない事に疑問をお持ちになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回はそんな“うつ状態”について解説していきます。

まず、うつ状態とは、「自分自身や周りのことなどに対する関心が薄れ、何事においても意欲が湧かない状態」のことをいいます。 続きを読む

メイラックスと眠気メイラックスの眠気の副作用を他の抗不安薬と比較すると「中程度からやや少なめ」という評価になります。

承認時の臨床試験では被験者の約2.5%に眠気の副作用が出たと報告されています。

そう多い数字ではありませんが、メイラックスは作用時間が長いのでいったん副作用が出ると長引くことになります。

薬の作用時間の目安である半減期がメイラックスは122時間で、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬の中で最長です。 続きを読む

メイラックスメイラックスはベンゾジアゼピン系の抗不安薬の中で、もっとも最近できたお薬であり、もっとも作用時間の長いお薬でもあります。

いわば「待望の超長時間作動型の抗不安薬」ということになります。メイラックスの半減期は122時間で、抗不安薬の中で最長です。

それまでは、効き目が強い抗不安薬はいろいろありましたが、作用時間が短くて依存性ができやすいというデメリットがありました。

たとえば、ワイパックスは半減期が12時間、デパスは6時間です。どちらも効き目が強いお薬ですが、そのぶん依存性も形成されやすいので、使いにくさがあります。 続きを読む

考えすぎ「解決策が見つかりそうだから一生懸命考える」のと、「考えないようしようとしてもつい考えてしまう」のでは、同じ「考える」でも意味が違います。

嫌でもつい考えてしまう方は、考えるというより「ある想念に頭が占領されてしまう」ということです。

そういう考えは頭の中で堂々巡りするだけで、何かの解決策が出てくるわけではなく、どれだけ考えれば気が済むというものでもありません。

こういう「考えても仕方のない考え」の代表的なものが、①過去の屈辱的な体験や恥ずかしい失敗などの心の傷がフラッシュバックする、②根拠のない不安が心の中で膨らむ、という2つの「思い」です。 続きを読む

ワイパックスと離脱症状離脱症状とはいわゆる禁断症状のことです。

禁煙したことがある人なら経験しているように、ニコチンなどの薬品がつねに体内にあることに身体が慣れると、それがなくなったときに(おもに自律神経の失調によって)さまざまな心身症状が生じます。

ニコチンやアルコールと同様にベンゾジアゼピン系の薬品も依存性があり、使用を中止すると離脱症状が出ることがあります。

ワイパックスはベンゾジアゼピン系の抗不安薬で、不安をしずめる効果が強い方なので、依存性も出やすいお薬です。 続きを読む

ワイパックス舌下錠錠剤型のお薬はほとんどが「内服薬」ですが、飲み込まずに舌下の粘膜から薬の成分を吸収する「舌下錠」もあります。

その代表的なものが、狭心症の発作を起こしたときに使うニトログリセリン舌下錠です。

舌下錠は内服薬より即効性があるので、心臓の酸素不足を1秒でも早く解消するために狭心症の薬は舌下タイプになっています。 続きを読む

ワイパックスを頓服としてワイパックスはベンゾジアゼピン系の抗不安薬で、心の不安や緊張を緩和するお薬です。即効性があり効果も強めなので、毎日定期的に服用する飲み方以外に、頓服としても使用されます。

歯の治療の後などに、痛みが出たときのためといって鎮痛剤を処方されたことがあると思いますが、そのように必要に応じて臨時に服用するのが頓服です。

したがって頓服として使用する薬は即効性が要求され、1回の服用で効き目が実感できることが必要です。 続きを読む