社会不安障害とは、人前で何かをすることに強い恐怖を感じ、恥をかくことを極端に恐れる病気です。
人前で話すことはもちろん、字を書いたり、食事をするような場面でも自然なふるまいができません。
そのため、しだいに人前に出る機会を避けるようになり、社会生活に支障が生じます。
人から注目を浴びるような場面で緊張するのは当然ですが、通常の範囲の緊張ならなんとかその場を切り抜けることができ、場数を踏むことで少しずつ緊張も弱くなっていきます。
しかし社会不安障害の場合は、場数を踏むことでむしろ恥をかいた記憶が積み重なり、予期不安が大きくなって症状が悪化します。
このような社会不安障害は何が原因で生じるのでしょうか。実はその詳しい原因はまだ分っていません。
ただ、脳の神経伝達物質の1つのセロトニンを増やすSSRIという抗うつ剤を服用すると症状が改善するので、セロトニンの不足が病気の発症に関係していると考えられています。
また、検査機器を使って脳の活動のようすを調べると、社会不安障害の患者さんは脳の扁桃体という部分の活動が異常に亢進していているのが分ります。
そして、病気が治癒すると扁桃体の活動も鎮静化します。そこから、社会不安障害は扁桃体の異常も関係していると推測されています。
しかし、なぜ人によってセロトニンの分泌が少なくなったり、扁桃体の活動に異常が出るかは分かっていません。
現在のところは、生得的な体質、生育環境、恥をかいた経験などの複合的な要因が重なって発症すると考えられています。
発症年齢は10代の思春期がほとんどです。社交デビュー(人付き合いの始まり)が10代であることを考えるとこれは当然と言えるでしょう。
患者数に男女差はありませんが、日本人は諸外国に比べると社会不安障害の有病率は非常に高く、調査によっては10人に1人くらいが発症するとしています。
生育環境が社会不安障害の発症にどのように関わっているかの研究はまだ不十分ですが、対人関係のストレスを親が先回りして解消してしまう過保護な環境で育った子どもは、この病気を発症するリスクが高いと考えられます。
逆に「こんなこともできないのか」と言われ、すべてをそつなくこなすことを要求されて育つのも、恥をかくことを異常に恐れる心的傾向を養うおそれがあります。
生得的な気質や成育環境に社会不安障害になりやすい要因がある人は、何か人前で失敗した、恥をかいたという経験がきっかけで発症することがあります。
客観的にはたいしたことがない失敗でも、本人は「大恥をかいた」と思い、その後人前で何かをすることに対して強い予期不安を抱くようになります。
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