ストレスと頭痛「あいつにも困ったもんだ。頭が痛いよ」などというように、心配ごとやストレスで頭が痛くなるのは誰にも覚えのあることです。

心身症というのはストレスが原因で生じる身体の病気のことですが、頭痛や胃痛などはとくにストレスの影響をうけやすい所です。

しかし、どうしてストレスのせいで頭痛が起きるのでしょうか。改まってそう聞かれても困るでしょうが、そのもっとも大きな理由は、過剰なストレスは自律神経の働きを失調させるからです。 続きを読む

全般性不安障害の症状全般性不安障害は、自分や家族の健康や将来などが過剰に心配になり、不安を感じる病気です。

不安の内容は、統合失調症の人が「地下組織から命を狙われている」と思うような妄想的なものではなく、誰もが心配して当然のことです。

しかし、その程度がいわゆる心配性の域を超えているのです。

では、どこまでが心配性でどこからが全般性不安障害という病気なのでしょうか。

それは、その心配や不安が心や身体にどの程度影響を及ぼし、日常生活にどれくらい支障をきたしているかで診断されます。

まず、心配や不安が生じる頻度とそれが続く期間では、「心配や不安を感じない日よりも感じる日の方が多く、それが6カ月以上続いている」というのが全般性不安障害と診断される目安です。

また、全般性不安障害はその不安や心配の程度が大きいので、仕事に集中できない、イライラする、怒りっぽくなる、夜眠れない、などさまざまな二次的な精神症状が出てきます。

その他に、落ち着きがなくそわそわする、根気がなくなる、記憶力が低下する、気分が落ち込む、なにかをする意欲が低下する、などもよく現れる症状です。

このような症状のベースにあるのが、それがとても辛いという患者さんの気持ちです。

この辛さが長期間続くことによって、気分の落ち込みや意欲の低下がはげしくなり、うつ病を併発することが少なくないのが全般性不安障害の特徴です。

全般性不安障害は精神的な二次症状だけでなく、さまざまな身体症状もひき起こします。

もっとも多いのは、不安が続くことによる筋肉の緊張、肩こり、頭痛、頭が重い感じなどです。

めまいやフワフワする感じ、自分の身体ではないような感じがすると訴える患者さんもいます。

その他、強い不安は自律神経の失調を起こすことがあるので、それによる手足の冷えやほてり、突然の発汗、動悸や息切れなどの症状が出ることもあります。

頻尿や下痢の症状が出るケースもあります。

毎日のように続く強い不安に加えてこのような精神症状、身体症状があるようなら、単なる心配性というよりは全般性不安障害の可能性があります。

全般性不安障害は放置すると60%ともいわれる高い確率でうつ病を併発する病気です。

また、つらさを紛らわすためにお酒に頼って、アルコール依存症になるケースも少なくありません。

重症化して他の精神疾患を併発したりしないうちに専門医の診察を受けることが望まれます。

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