ワイパックスとアルコールアルコールは抗不安薬(精神安定剤)とは相性が悪いので、できるだけ併用は避けなければなりません。

アルコールには気分を落ちつかせて緊張をほぐす作用がありますが、抗不安薬も同じ作用があります。

それは、どちらも中枢神経(脳)の働きを抑制するからで、併用すると相互作用でどちらの作用も強く出ます。

それぞれを単独で使用しているときは、どれくらい服用すればどれくらい効く(酔う)かは予測可能ですが、併用すると想定外の効果が現れることがあります。 続きを読む

ワイパックスワイパックスは1978年に発売されてから40年近くがたちますが、不安を抑える効果がしっかりしているので現在もよく処方されるお薬です。

デパス(エチゾラム)に代表されるベンゾジアゼピン系の抗不安薬で成分はロラゼパムです。ジェネリック医薬品もロラゼパム錠の名称で発売されています。

適応症は神経症(不安障害)における不安・緊張・抑うつとなっています。心身症の身体症状や精神症状にも効果が認められています。 続きを読む

ワイパックスと離脱症状離脱症状とはいわゆる禁断症状のことです。

禁煙したことがある人なら経験しているように、ニコチンなどの薬品がつねに体内にあることに身体が慣れると、それがなくなったときに(おもに自律神経の失調によって)さまざまな心身症状が生じます。

ニコチンやアルコールと同様にベンゾジアゼピン系の薬品も依存性があり、使用を中止すると離脱症状が出ることがあります。

ワイパックスはベンゾジアゼピン系の抗不安薬で、不安をしずめる効果が強い方なので、依存性も出やすいお薬です。 続きを読む

ワイパックス舌下錠錠剤型のお薬はほとんどが「内服薬」ですが、飲み込まずに舌下の粘膜から薬の成分を吸収する「舌下錠」もあります。

その代表的なものが、狭心症の発作を起こしたときに使うニトログリセリン舌下錠です。

舌下錠は内服薬より即効性があるので、心臓の酸素不足を1秒でも早く解消するために狭心症の薬は舌下タイプになっています。 続きを読む

ワイパックスを頓服としてワイパックスはベンゾジアゼピン系の抗不安薬で、心の不安や緊張を緩和するお薬です。即効性があり効果も強めなので、毎日定期的に服用する飲み方以外に、頓服としても使用されます。

歯の治療の後などに、痛みが出たときのためといって鎮痛剤を処方されたことがあると思いますが、そのように必要に応じて臨時に服用するのが頓服です。

したがって頓服として使用する薬は即効性が要求され、1回の服用で効き目が実感できることが必要です。 続きを読む

ワイパックスの依存性ワイパックスはベンゾジアゼピン系の抗不安薬です。心の不安をしずめ、緊張をほぐす効果があり、パニック障害や社交性不安障害などの不安障害の治療に使われます。

ワイパックスは服用後15分くらいで効きはじめて、2時間後には効き目がピークになります。

半減期は12時間で、作用時間による分類では中時間型に属します。不安をしずめる作用の強さは、強・中・弱で分けると「強」の部類に入ります。 続きを読む

ワイパックスで眠気がワイパックスはベンゾジアゼピン系の抗不安薬です。ベンゾジアゼピン系というと睡眠薬を思い浮かべる人も多いと思いますが、どちらもGABAという脳内物質に作用して脳の活動を抑制する作用があります。

ベンゾジアゼピン系のお薬で不安をしずめる作用が強いものを抗不安薬として、催眠作用が強いものを睡眠剤として使っています。

したがって睡眠薬にもある程度の抗不安作用があり、抗不安薬にもある程度の催眠作用があります。

また、ベンゾジアゼピン系の薬品には、この2つの作用の他に、筋弛緩作用と抗けいれん作用もあります。 続きを読む

ワイパックスの半減期ワイパックスはベンゾジアゼピン系の抗不安薬で、心の不安や緊張をしずめる効果があります。

抗不安薬の中では効き目が強い方に属し、パニック障害や社交性障害などの不安障害の治療によく使われています。

ワイパックスは服用後約2時間で血中濃度がピークに達し、その12時間後に濃度が1/2にまで下がる半減期を迎えます。 続きを読む

ワイパックスワイパックスはデパスなどと同じくベンゾジアゼピン系の抗不安薬です。たくさんある抗不安薬の中で効果は強い方ですが、そのわりに副作用が少ない使いやすいお薬です。

ベンゾジアゼピン系の薬品は脳の働きを抑制する作用があり、その作用は①抗不安作用、②催眠作用、③筋弛緩作用、④抗けいれん作用、という4つの方面に現れます。

4つのうちどの作用が強いかは薬によって違います。ワイパックスは抗不安作用が強いので抗不安薬して使用されますが、催眠作用が強いものは睡眠薬として使用されます。 続きを読む

ワイパックスワイパックスはデパスなどと同類のベンゾジアゼピン系の抗不安薬です。不安を抑える効果は<強・中・弱>でいうと「強」の部類に属します。

作用時間による分類では中時間型に属し、約12時間不安を軽減する効果が持続します。

薬の効果がピークになるのは服用してから2時間後ですが、15分もすると効きはじめるので即効性もあるお薬です。

発売は1978年ですが、不安をしずめるしっかりした効果があるので現在もよく処方されるお薬です。 続きを読む