何かが気がかりで安心できない心の状態が「不安」ですが、不安は私たちに危険を避けるための準備行動や回避行動をとらせる心の安全装置でもあります。
しかしこの不安が合理性を超えて過剰になると、パニック障害や強迫性障害などの「不安障害」という病気になります。
このような病気になりやすい人、不安が大きくなりやすい人には、人間関係でのある共通した傾向がみられます。それは「他人の頼みを断れない」ということです。
不安が強い人ほど周囲の評価を気にする傾向があり、頼みごとを断わって人に嫌われることを強く怖れます。
「嫌われることへの怖れ」が強いと、自分はしんどい思いをしても、少々損をしても人の頼みを聞いてやろうとする「犠牲のパターン」が生まれます。
しかし、一時的に不安を解消するこの自己犠牲の行動パターンは、実は嫌われることへの不安をより増大する結果になります。
それは例えば、強迫障害の人が火の始末を確認するために何度も家に戻るのと同じで、その確認行為は不安を解消するどころか、ますます不安を高めて、症状を重くすることにつながります。
強迫障害などの不安障害の治療の中心になっている認知行動療法は、何度も火の始末に戻るなどの非合理的な不安にとらわれる認知のゆがみを正して、その不安がさせる行動から少しずつ離れていく訓練をする治療法です。
そういう不合理な行動をくり返すほど不安はますます高まっていくからです。
人に嫌われることへの怖れと犠牲のパターンも同じことが言えます。嫌われないために自分を犠牲にして頼みごとを聞くほど、嫌われることへの怖れや不安は大きくなっていきます。
すでに何かの不安障害を発症している人なら、この悪循環、不安の増大は病気の症状にも悪影響を与えます。まだ病気を発症していない人なら、そのきっかけにならないとも限りません。
必要なことは、思い切って頼みを断ることだけです。それによって人に嫌われることはないし、むしろ、なめてかかってはいけない相手だと見直されることになります。
もちろん、人に頼まれて何かをすること自体は悪いことではないし、異常なことではありません。誰にも何も頼まれない人の方が社会性を疑われる存在です。
したがって問題は「断るべきときも断れない」ということだけです。
自分は断るときには断れるということさえ確認しておけば、引き受ける時にも気持ち良く引き受けることができ、不安が大きくなることもありません。
そのためには、何回かに1回は「わざと断る」ことが非常に有効です。これは相手に甘えた頼みごとをさせない効果もあります。
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