リスパダールは、抗精神病薬の中でもその「半減期」が短い部類になります。
ここで「半減期が短い」と聞いても、ピンと来ない人も少なくないのではないかと思います。
そこで、半減期についてと、リスパダールの半減期などについて簡単に解説していきます。
まず、「半減期」という言葉の意味について簡単に説明します。
半減期とは、薬の血中濃度が半分になるまでに必要な時間のことを言います。
例えば、リスパダールの半減期は4時間であると言われていますので、リスパダールの血中濃度が半分になるまでに4時間かかるということになります。
薬の多くは、内服してからすぐに血中濃度が急激に上昇し、身体に作用します。
そして、時間をかけて血中濃度が低下していきますが、血中濃度が半分になるまでの間は薬が作用していると言い換えることが出来ます。
つまり、半減期=薬が作用している時間ということになるのです。
厳密には違うのですが、おおよその目安として活用することが出来ます。
では、リスパダールの場合はどうであるかと言うと、その半減期は約4時間であるとされています。
つまり、リスパダールの効き目が現れてからその効果が持続する時間は約4時間であるということになります。
なお、リスパダールの血中濃度が最大になるのは、服用してから1時間であるとされています。
しかし、リスパダールの場合は半減期の計算に少しイレギュラーが発生します。
リスパダールを服用すると、肝臓で代謝されて「9-ヒドロキシリスペリドン」という物質に変化します。
この物質はリスパダールとほぼ同程度の活性が確認されているのですが、その血中濃度は約3時間で最高値に達し、半減期は約21時間であるとされています。
そのため、実際には半日ほどリスパダールの効果が続く計算になります。
では他の抗精神病薬とリスパダールを比べてみましょう。
抗精神病薬は、その種類によって半減期が大きく異なります。
抗精神病薬の中には、長いものでは24時間以上の半減期を持つ種類が存在しており、リスパダールはそれと比較すると極めて短い半減期であるということになります。
もちろん、代謝物の半減期を考慮すると厳密にはもう少し長くなりますが、それを踏まえてもそこまで長い半減期であるとは言えません。
半減期が短いということは、それだけ作用時間が短いということになります。
そのため、1日に2回以上の服用が必要になります。
半減期の長い種類の薬であれば、1日に1回の服用で済むことになります。
気をつけるべきポイントとしては、あくまでもこれらの半減期や作用時間は目安であり、全ての人に同じように作用するという保証は無いということです。
場合によっては、一般的な用法用量では期待した効果を発揮しない場合もありますので、服用に際して異常を感じたらすみやかに担当医に相談しましょう。
リスパダールの半減期のまとめ
リスパダールは半減期が短く、そのために1日に何回か服用しなければならなくなります。
しかし、代謝物やそもそもの薬との相性を考慮すると、厳密にこの作用時間が正しいとは言い切れません。
作用時間を見誤ると、予想外の作用をもたらす可能性もありますので、その際には担当医に相談して用法や用量を見直すことも考えましょう。
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