「離脱症状」とは、薬の血中濃度が急激に変化することで起こる様々な症状の総称で、薬を急に減薬もしくは断薬した場合に生じる可能性があります。

抗精神病薬に属するリスパダールも、離脱症状のリスクが伴います。

そこで、リスパダールの離脱症状についてまとめてみました。

リスパダールをはじめとする抗精神病薬に一般的に現れる離脱症状としては、主に「不眠」「不穏」「興奮」「発汗」などの症状に加えて、「吐き気」「食欲不振」「下痢」などの胃腸系の症状が現れることが多いです。

ただし、薬の相性によっては上記以外の症状が現れることもあり、どういった症状がどれくらいの程度で現れるのかは人によって異なります。

リスパダールで離脱症状が現れる主な原因は、患者が勝手な判断で減薬や断薬を行ったことであると言えます。

そのため、医師の指示通りに減薬している限り、離脱症状が起こることは稀であると言えます。

いくつかの対策がありますが、基本となることは「主治医に相談する」ということです。

対策の内容としては「様子を見る」「服用する量を元に戻す」といった事が挙げられますが、こうした対策も患者が勝手な判断で実践してしまうと、余計に症状が悪化する可能性があります。

勝手に減薬したことを隠したい気持ちもわかりますが、そのままにしておくとせっかく治療できている病気が悪化する可能性があります。

離脱症状を早めに解消し、治療に専念するためには、医師の指示を仰ぐ必要があるのです。

相談する際には、なぜ勝手に減薬したのか、その理由がはっきりとしている場合にはその旨も話しておくと、より効果的な対策を講じることが出来る可能性があります。

しかしながら、減薬にともなって現れた何らかの症状が、リスパダールの減薬に伴う離脱症状ではない可能性があります。

減薬に伴う症状が、減薬によって病気がぶりかえし、つまり「再発」している可能性も考えられます。

特に、医師の指示通りに減薬を進めている人で何らかの症状が現れた場合には、病気が再発したことで症状が現れている可能性が高くなります。

この判断については、専門家でもはっきりと鑑別出来ないケースも少なくありません。

そのため、今までの治療の経過をよく知っている主治医に相談し、今後の治療方針を決めなければなりません。

安易な様子見は、時に今までの治療を台無しにしてしまいかねない状況になってしまう可能性もあります。

減薬にともなって何らかの症状が現れた場合、すみやかに主治医に相談し、指示を仰ぎましょう。

リスパダールの離脱症状のまとめ

リスパダールは離脱症状の少ない薬ですが、薬の服用や減薬に伴う経過は人によって大きく異なります。

医師の指示通りに減薬していても人によっては離脱症状が現れたり、病気が再発する可能性もあるということを十分に理解しておきましょう。

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