ベンゾジアゼピン系の睡眠薬ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、現在日本でもっとももよく使用されている睡眠薬で、作用時間の違う多くの商品が発売されています。
眠りをもたらすしっかりした効果があり、副作用が少ないのが特徴です。
日本で使われてきた睡眠薬の歴史を振り返ると、戦後すぐの1950年代はバルビツール酸系の睡眠薬がよく使われていました。
この薬は催眠効果は優れていますが副作用が大きく,耐性や依存性を形成しやすいという欠点があります。
催眠作用の強さではバルビツール酸系に劣りますが、重篤な副作用がなく、耐性や依存性ができにくいメリットがあります。
「睡眠薬を飲んで自殺した」というのはバルビツール酸系かさらにその前の睡眠薬の話で、ベンゾジアゼピン系のお薬では起こりえないことです。
ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、GABA-A受容体に作用して脳の働きを抑制して、それによって眠気をもたらします。
催眠作用だけでなく不安を抑える作用もあり、その作用が大きいものは抗不安薬と呼ばれてパニック障害などの不安障害の治療に使われます。
その他ベンゾジアゼピン系の薬には筋肉弛緩作用と抗けいれん作用があります。
筋肉弛緩作用は筋肉の緊張による頭痛や肩こりなどの改善には有効ですか、足ものとふらつきや転倒事故などを起こすことがあるので睡眠薬としては副作用になります。
この、ふらつきの副作用が少ないのが1980年代から登場した非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬です。
さらに21世紀に入ってから、2010年にメメラトニン受容体作動薬、2014年にオレキシン受容体拮抗薬(商品名はベルソムラ)という、2つの新しいタイプの睡眠薬が登場しました。
この2つはベンゾジアゼピン系や非ベンゾジアゼピン系よりも副作用が少なく、耐性や依存性の心配がほとんどない睡眠薬として注目を集めています。
とくにオレキシン受容体拮抗薬は、睡眠作用の強さでもベンゾジアゼピン系に引けを取らないので、将来は睡眠薬主流になる可能性があると考えられています。
しかし、オレキシン受容体拮抗薬はまだ処方例も多くなく、現在のところはデパスのようにベンゾジアゼピン系の睡眠薬が主流であることは変わりません。
ベンゾジアゼピン系の睡眠薬には多くの種類があり、作用時間によって超短時間型・短時間型・中時間型・長時間型の4つの種類があります。
入眠障害や中途覚醒などの不眠のタイプによって適した作用時間のお薬を使い分けることが大切です。
ベンゾジアゼピン系の睡眠薬の使用で大切なのは、きめられた以上の量を服用しないことと、漫然と長期間飲み続けないことです。
不眠の症状が改善したらなるべく早く減薬を開始して、耐性や依存性ができないように注意しなければなりません。
また、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬はアルコールと併用すると副作用が強くなり、耐性や依存性も形成されやすくなるので、併用は極力避けるようにしましょう。
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