暑いときには体温調節のために汗を出す、運動をするときには筋肉に血液を送るために心臓の鼓動が早くするなど、自律神経は私たちが意識しなくても身体の働きを適切に調整してくれる便利なシステムです。
しかし、この手間いらずの精緻なシステムも、私たちがその能力を過信してあまりむちゃな生活をしていると、調子がくるってくることがあります。
そして、いったん調子がくるうと、自動的に働くシステムだけにどうしてよいか分らないことが多いのです。
例えば、暑くもないのに突然汗がふきしたり、何もしていないのに突然心臓がどきどきしだしたりすると、私たちはどうしてよいか分らないばかりでなく、非常に不安になります。 続きを読む