精神安定剤の強さ精神安定剤という言葉は、現在は少しずつ使われなくなってきて、抗不安薬といわれるようになりました。

これと似た言葉に抗精神病薬や向精神薬などがあります。まず、これらがどう違うのか、お互いにどういう関係にあるのか、少し交通整理してみましょう。

この中でいちばん意味の広い言葉は向精神薬です。向精神薬とは、文字通り精神に向かう薬、つまり精神に作用する薬です。

精神科で処方される抗うつ剤や睡眠薬などがすべて含まれるほか、麻酔薬や麻薬、アルコールも含まれます。

精神科で処方される向精神薬の主なものは、抗うつ剤、睡眠薬、抗不安薬、抗精神病薬の4つですが、その他に抗てんかん薬、抗パーキンソン病薬、抗認知症薬などがあります。 続きを読む