睡眠障害(不眠症)には、入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒、熟睡障害などのパターンがあります。
一人で複数のパターンの不眠症を抱えている人もいますが、もっとも多いのが布団に入ってもなかなか寝つけない入眠障害だといわれています。
忙しい現代人はなかなか充分な睡眠時間を確保できませんが、そんな人がせっかく布団に入ったのに30分以上も寝つけないと、イライラしてきます。しかし眠ろうとして焦るとますます眠れなくなるのが入眠障害のやっかいなところです。
入眠障害の原因にはいろいろありますが、もっとも多いのが「睡眠リズムの乱れ」と「ストレスによる交感神経の緊張」です。
<睡眠リズムの乱れ>
人は夜になると眠くなり、朝になると目が覚めます。これは生活習慣からくるものというより、24時間周期で自転する地球上で進化してきた私たちのDNAに刻み込まれた睡眠と覚醒のリズムです。
このリズムは体内時計ともいわれ、夜はメラトニンという睡眠ホルモンが分泌されて、脳も身体も睡眠モードに入ります。昼はセロトニンという覚醒ホルモンが分泌されて、覚醒・活動モードに入ります。
メラトニンは夜10時ころから分泌が盛んになって、夜中の2時ころにピークになるといわれています。いわゆる夜型生活で明け方の3時ころにやっと布団に入るというような、体内時計を無視した生活をしていると、しだいにリズムがくるってきます。
自然な睡眠のリズムにしたがって、夜は遅くても12時前には布団に入るようにすることが大切です。
加齢や生活リズム、ストレスなどでメラトニン分泌が減るため、欧米や東南アジアでは「メラトニン」をサプリメントとして薬局で購入でき、就寝前に1錠飲むことで睡眠サイクルの改善などが可能です。
<ストレスによる交感神経の緊張>
私たちの身体のさまざまな働きを自動的に調節しているのが、自律神経の交感神経と副交感神経です。
睡眠にもこの自律神経が関係していて、交感神経が優勢になると覚醒モードに、副交感神経が優勢になると睡眠モードになります。したがって、布団に入っても交感神経が優勢な状態が続いていると寝付くことができません。
このような「交感神経が緊張しっぱなしの状態」を作るのが、過剰なストレスです。ストレスがかかるのは、私たちが何かの対応を迫られる緊張した場面です。
そのためすぐにアクションを起こせるように交感神経が優勢になって、いわば身構えるわけです。そんな緊張する場面が過ぎると副交感神経が優勢になって、心身はリラックスモードに入ります。
この切り替えがスムーズにいけば、夜布団に入ると自然に副交感神経が優勢になって眠りにつくことができます。しかし、ストレスが長引いたり過大になると、つねに交感神経が優勢な「緊張モード」が続くようになり、なかなか寝つけなくなります。
身体は疲れているのに寝つけないというような場合は、心の奥に自分でも気づいていないようなストレスを抱えていて、それが睡眠の邪魔をしていることがあります。
また、ストレス以外にも、私たちの行動で交感神経を優勢にして入眠をさまたげるものがあります。たとえば、夜部屋の電気を明るくしすぎる、寝る前にコンピュータゲームなどで脳に強い刺激を与える、考え事をして脳を興奮させる、などです。
またスマートフォンなどを凝視しているとブルーライトで脳が活性化してなかなか眠りにつけなくなります。
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