自律神経失調症というのはテレビや雑誌などで見聞きする機会が多い言葉ですが、実は医療現場でも、この診断名を便利に使いすぎていないかという反省があります。
胃が痛い、動悸がする、などの症状を訴える患者さんを診察して異常が見つからないと、とりあえず自律神経失調症という診断をしておくことがよくあるからです。
しかし、とりあえず自律神経失調症と診断をするというのは、必ずしもいいかげんな診立てとは言えません。一昔前はこういうときはよく「どこにも異常はありません。あまりに気にしないように」などと言われて帰されていました。
患者さんにしてみると、胃や心臓に悪いところがなかったのは一安心なのですが、胃が痛いとか動悸がするという症状があることは事実で、「異常がない」わけではありません。
とりあえず自律神経失調症という診断が下れば、その対策は、と次の手を考えることができます。
その結果、さらに婦人科を受診して、自律神経失調症の背景に更年期によるホルモンバランスの変化があることが判明することもあります。精神科を受診してうつ病という診断が下るかもしれません。
体や心のさまざまな不調が自律神経失調症かどうかをチェックするには、3つの大切なポイントがあります。
まず1つは、胃や心臓などその症状に関係する器官に異常がないかどうかのチェックです。
自律神経の機能を調べる検査は現代の医学でもまだ充分とは言えませんが、具体的な器官の検査は得意分野なので何か異常があればほぼ確実に見つけてくれます。
どこにも異常が見つからなかったときに、自律神経失調症の可能性がでてきます。
もう1つのポイントは、自律神経失調症はほとんどの場合、動悸がして、食欲がなく、異常な汗をかく、など身体の違う部分に複数の症状が出ることです。
不定愁訴とも言われるくらい自律神経失調症の症状は多種多様で、そのうちの1つしか症状が出ないというケースはまずありません。
3つ目のポイントは、自律神経の失調がみられることは確かだとしても、その背景にうつ病や不安障害などの精神障害、あるいはホルモンバランスの変化による更年期障害などがないかどうかのチェックです。
自律神経の失調はストレスや生活習慣の乱れで生じやすい症状ですが、精神障害やホルモンバランスの影響がある場合は、症状が重くなる場合が多く、より専門的な治療が必要になります。
女性の更年期の場合は卵胞ホルモン(エストロゲン)の急低下が原因のため、ホルモン補充療法と言って女性ホルモン剤の服用やパッチなどで治療します。
更年期では沢山の症状が出るためそれぞれを治療しても、根本のホルモンバランスを改善しなければ根本解決はできません。
抗うつ剤、抗不安薬、睡眠薬、ED治療薬などは個人輸入なら
- 抗不安薬(睡眠薬・睡眠導入剤)
- 抗うつ剤(ゾロフト、パキシル、レクサプロ、プロザックやジェネリック薬など)
- あがり症・極度の心拍数の上昇の改善薬
- アルコール依存症の治療薬
- 統合失調症の治療薬
- ED治療薬やジェネリック薬【男性では勃起不全・勃起力の悩みが出やすいため】
- 早漏治療薬【ダポキセチン】