マイスリーは非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬で作用時間が超短時間型に属するお薬です。
お薬の効き目がもっとも強くなる最高血中濃度到達時間が服用後40~55分で、半減期(効果の持続時間)は約2時間です。
したがってマイスリーが適しているのは、不眠症の中でも寝付きがわるい入眠障害の場合で、夜中に目が覚める中途覚醒や朝早く目が覚めてしまう早朝覚醒には向いていません。
マイスリーは短時間型の睡眠薬の中では、しっかりした効果があり副作用が少ない使いやすいお薬として、たいへんよく処方されているお薬です。
しかし、一方ではマイスリーを飲むと幻覚が生じることがあると言われ、ネット上でもしばしばそのような記事が見受けられます。
幻覚というのは、実際には存在しないものが見えたり、聞こえたりする症状ですが、即効性のある睡眠薬にはまれに出ることがある副作用で、マイスリーにも出ることがあります。
しかし、超短時間型の睡眠薬のうちでマイスリーがとくに幻覚が出やすいということはなく、ハルシオンでも出ることがあります。
マイスリーの添付文書に幻覚が出る確率は0.1%未満と記載されているように、ごくまれな副作用です。
睡眠薬による幻覚は、薬の効き始めの中途半端な覚醒状態のときに起きる現象です。
このときには、幻覚だけでなく意識がもうろうとした状態で起き上って歩きまわるとか、誰かと話を始めるなどの症状が出ることがあります。
翌朝はそんなことがあったのを覚えていないのが特徴です。
そのなかでも、幻覚は「部屋の中に何人も見知らぬ人が座っていた」などという特異な経験なので、気味がわるく、ネットなどで話題になることが多いのだと考えられます。
睡眠薬を飲んで幻覚やもうろう状態などの副作用が出やすいのは、お酒と併用したときです。
アルコールと睡眠薬はどちらも中枢神経に作用するので、併用すると相互作用で予測できない作用が現れることがあります。
また、睡眠薬を服用してからパソコンに向かったり、人と話をしていると、幻覚の原因となる「中途半端な覚醒状態」を生じやすくなります。
とくにマイスリーは即効性のある睡眠薬なので、服用したらすぐに布団に入る必要があります。
このような注意をしても幻覚症状が現れるようなら、服用量を減らすことで解決することがあります。
それでも幻覚が出るようなら、体質的にマイスリーが合わない可能性があるのでお薬の変更を考えるべきでしょう。
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