うつ病は自然と治るのか?という疑問の背景には、できれば精神科などを受診せずに治したいという気持ちがあるのではないでしょうか。
精神疾患に対する偏見は少なくなってきたとはいえ、まだかなり敷居の高い受診科であることは変わらないからです。
また、病院に行かないで治せないかと思う人には、症状が軽症だという自覚があるようです。まだなんとか会社にも行けているし、病院に行かなくても治せるのでないかと思うのです。
しかし、こういう考えには大きなリスクがあります。その1つはうつ病を含む精神疾患は身体の病気よりも自然治癒が働きにくいということです。
精神疾患でもヒトが持っているホメオスタシス(恒常性を保とうする力)は働きますが、身体的な疾患に作用する免疫力や組織の修復能力に相当するものはないからです。
つまりうつ病は放置すると良い方向へ向かうより、悪い方向へ向かうことが多い病気なのです。
もう1つのリスクは、うつ病は患者さんに「認識のゆがみ」を生じさせる病気だということです。
つまり、いろいろなことについて間違った判断をしてしまいやすい病気なのです。
うつ病のときに会社を辞めるとか学校を退学するとかの人生を左右する大きな決断をしてはいけないと言われるのはそのためです。
自分は生きていく値打ちがないとして自殺念慮を抱くのなどは、間違った判断のもっとも極端な例です。
したがって、うつ病を自分で治そうという決断そのものや、病気を克服しようとする方法を間違わないようにすることがそもそもかなり難しくなります。
さらにもう1つの現実的なリスクは、自然に治そうあるいは自分で治そうとした場合は休職という選択肢がなくなることです。
休職するようなことになりたくないからなんとか自分で治そうとしているのだ、という人がいるかもしれませんが、うつ病の治療ではあまり重症化する前に休職することが必要な場合がしばしばあります。
また、会社に行けずにしばしば欠勤するのは医師に診断書をもらって休職するよりも悪い結果を招きます。
できるだけ薬を飲まずに治したいと思っている人も、病院は受診する必要があります。
病院に行ったらかならず抗うつ剤を処方されると思うのは間違いで、軽症のうつ病の場合は抗うつ剤を使わない治療も可能なのです。
また、抗うつ剤など薬を使用せずに治そうと思うのであればなおさら自己流ではなくて、専門家の指導が必要です。
うつ病になったときは、誰かの助けを借りて休みなさいという天の声だと思って、家族の助けや専門家のアドバイスを受けて、休養と治療に専念することがたいせつです。
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