閉所恐怖症は不安障害の中の限局性恐怖症に分類される病気です。不安障害には、パニック障害、社交性障害、強迫性障害、限局性恐怖症などがあります。
限局性障害は、特定の対象に恐怖を抱く病気で、閉所恐怖症、高所恐怖症、先端恐怖症などがあります。
閉所恐怖症は文字通り、狭いところに入ると「閉じ込められる」という強い恐怖心を抱く病気です。
単にそういう場所が怖いというだけでなく、そのためにエレベータに乗れない、電車に乗れないなど日常生活に支障がある場合に閉所恐怖症と診断されます。
閉所恐怖の対象になる「閉鎖空間」には、電車、バス、飛行機などの交通機関の他、エレベータ、MRI検査装置、試着室、カプセルホテル、トンネルなど、さまざまな場所があります。
また、文字通り閉鎖はされていなくても、レストランの奥の席、混雑している催し会場など、何かあってもすぐには逃げ出せないような場所に恐怖を感じるケースもあります。
閉所恐怖症になる原因は、エレベータに乗っているときに故障して閉じ込められたなどの実際の恐怖経験の場合もありますが、多くは具体的なきっかけがなく発症します。
閉所恐怖症の患者さんは神経伝達物質のセロトニンが不足していることが多いと言われていますが、脳に器質的な障害があるわけではなく、くわしい原因は不明です。
日本人は諸外国に比べると精神障害にしめる不安障害の割合が高く、閉所恐怖症の発症率も高いので、人種的な要因や性格傾向も関係していると考えられます。
閉所恐怖症の治療は心療内科や精神科で行ないます。治療内容は精神療法が主で補助的に抗うつ剤などの薬が使われることもあります。
精神療法は、①閉所に対するゆがんだ認識や考え方を修正する、②少しずつ閉所に慣れていく行動を起こす、という2つのアプローチで行なわれます。
このような療法を「認知行動療法」といい、とくに恐怖の対象に実際に身をさらして慣れていく治療を「暴露療法」(エクスポージャー・セラピー)と呼びます。
暴露療法は閉所恐怖症を改善するにはたいへん有効な方法ですが、これを成功させるには閉所にチャレンジするときに付き添ってくれる家族などの協力者の存在が欠かせません。
またその際には不安を抑えるお薬を併用することもチャンレジのハードルを低くするのに役立ちます。
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