過呼吸のお薬極度のストレスを感じる場面や場所、運動の後、激しく泣いている、こんなときに起こってしまう過呼吸発作。

息ができず、脈は速くなり胸も苦しい。このまま死んでしまうのかもしれない……本当に怖いです。

死に至ることはなく、後遺症が残ることもないのですが、もし知っていたとしても不安は拭えません。

過呼吸発作を止められる薬があればすぐにでも飲みたいほどです。

しかし、発作自体は長時間続かず、30分から1時間ほどで必ず治まるものなので、薬が絶対に必要、というものではないのです。

ただし、運動や号泣で呼吸が荒くなったせいで起こってしまう一過性のものではない場合など、状態によっては発作を抑える薬を飲んだり、予防したり、発作が起こる原因への対処が必要になってきます。

投薬する場合、タイミングが重要です。

発作の最中に薬を飲むのは難しく、危ないので、発作が起きる前に飲むのがいちばんです。

発作が起こりそうな兆候に自分で気付かなければならない、ということですが、そう難しいことではありません。

「なんだか不安になってきた」「緊張してきた」と思ったときにすぐ飲むとよいでしょう。

発作止めの薬には、即効性と効果の強さが求められます。

息苦しさに直接効くのではなく、発作が起きる理由である不安、緊張、恐怖を抑えることに優れている、という意味です。

そこで、一般的に精神安定剤と呼ばれている「抗不安薬」を用います。抗不安薬は、ベンゾジアゼピン系という種類のものが多く、効き方は様々です。

よく処方されるのは、ソラナックス、コンスタンという、効果が最大になるまで約2時間、強さが中程度のものです。
効くまでに2時間もかかるの?と誤解されそうですが、これは最高血中濃度到達時間といって、薬の効果がいちばん強く現れる時間のことです。

実際は、飲んで吸収されるともう血液に乗って体を巡っているので、2時間を待たずに効いてきます。

早い人では15分かからないともいいますが、これには個人差があります。

効き目が強い薬では、レキソタン(1時間)、ワイパックス(2時間)、デパス(3時間)などがあります。

いずれも心身がリラックスする作用があるため、眠気が起こったりふらついたりすることがあるので、服用した後は注意が必要です。

パニック障害や過呼吸は心療内科や精神科で診断されますが、お薬の治療では抗不安薬が処方されることが一般的です。

また、発作止めとして効果がある薬は、持っているだけでもお守りになります。いざというときは発作止めがあると思うと、不安も軽減するものです。

ちなみに、これらの薬はパニック障害でも処方されることがあります。パニック障害の症状の中に、過呼吸・過換気症候群があるためです。

同じ薬だからといって、パニック障害なのかも……と不安にならないようにしてください。

発作を抑えるための薬は以上ですが、発作が起きていないときにも気をつけなければなりません。

また発作が起きないよう、日ごろから気分を安定させておくのです。ここでは、なるべく薬を使わないようにします。

身体機能の問題ではなく、環境や考え方など、不安の根本的なところを改善するためです。

強いストレスが明確なら、その環境をなくしてしまうか、なるべく軽くする必要があります。

難しい場合は、周囲に相談して少しでも軽くなるよう協力してもらいましょう。同時に、自分自身のストレス耐性をつけることも大事です。

ものごとに過敏になっていたり、マイナス思考になってしまったりと、自分では気付いていない「ものごとの捉え方」があるものです。カウンセリングや相談などで改善していきましょう。

度に運動をし、生活リズムを規則正しくすることで、自律神経の働きを良くすることもできます。

こういった自分でできる改善方法も、どんどん試してみてください。

それらが現実的に無理なら、神経を鎮めて不安を和らげる漢方薬を飲む方法もあります。

漢方薬は、一部の症状だけでなく全体を総合的に判断して処方されますので、ご自身の症状をよく相談するようにしましょう。

抗不安薬も、発作止めとしてだけでなく常用薬として使えますが、効果が強いため、長期に渡る服用で耐性や依存性がついてしまうおそれがあるので、処方されることは少ないようです。

もし処方されたとしても、効き目が穏やかで作用時間の長い抗不安薬を少量ずつ、といったところです。

それが長期になりそうであれば、抗うつ剤に切り替えることもあります。

過呼吸発作の原因が、明らかに不安や抑うつ状態であると診断された場合です。

耐性や依存性の点で優れている抗うつ剤と、発作時に飲む抗不安薬を併用することもあります。

どの方法にしても、自分に最も効果のある薬は飲んでみなければ分かりません。

ただし、やみくもに試すのではなく、症状やこころの動き、環境などをきちんと医師に話して、よく相談することが肝心です。

まずは自分が、自分の心身の状態を理解してあげるようにしましょう。

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