自律神経失調症のもっとも大きな特徴は、身体のどこにでも症状が出る可能性があるということです。身体だけでなく、心のはたらきにも影響して不安になる、イライラするなどの精神症状が出ることがあります。
この症状の多様さの理由は、自律神経が身体のあらゆる器官に張り巡らされて、その働きを調整しているからです。
自律神経には交感神経と副交感神経の2種類がありますが、例えば心臓を早く動かすアクセルが交感神経で、それをゆるめるブレーキが副交感神経の役割です。
この交感神経と副交感神経のバランスが、私たちが意識しない体内の生命活動のすべてを調整しています。したがってこのバランスがくるうと、どこに不調が生じても不思議ではありません。
自律神経失調症のもう1つの特徴は、胃に潰瘍があるとか、血管に血栓ができているなどの器質的な異常がないことです。
実際の診察の流れでは、患者さんが何かの不調を訴えて受診したときに、検査をしてもどこにも異常が見つからなかった場合に自律神経失調症と診断されるということがほとんどです。
したがって、自律神経失調症は生命に関わることがないのも特徴のひとつです。
これはもちろん安心材料ではありますが、例えば女性が更年期になって自律神経失調症と診断されたとしても、夫や家族の同情が薄いというデメリットもあります。
更年期障害の場合はホルモンバランスの変化が原因のため、女性ホルモン剤の投与で根本的に更年期障害を改善すると自律神経失調症などの症状も改善に向かいます。
器質的な異常がなく、身体のどこに出ても不思議ではない自律神経失調症は、種々の症状が複数の箇所に出るもの特徴です。
また、人によって症状が出やすい個所はありますが、ある日は頭痛がして翌日には肩がこるなど、症状の出る箇所が固定せずに移り変わるのも自律神経失調症の特徴です。
自律神経失調症の具体的な症状は数百ともいわれ挙げていけばきりがありませんが、身体症状の中でとく多いのが、突然顔が火照る、のぼせる、大量に発汗するなどの、いわゆるホットフラッシュです。
頭痛、肩こり、めまい、動悸、便秘、倦怠感なども多い症状です。
精神症状では、気分の落ち込み、不安、イライラ、集中力の低下、意欲の低下、不眠などがあります。
うつ病と共通している症状が多いのですが、精神障害は必ず自律神経の失調をともなうので、共通点が多くても不思議ではありません。
実際の診療現場でも最初自立心家失調症と診断されて、さらに調べるうちにうつ病やパニック障害などの精神障害に病名が変わるのはめずらしいことではありません。
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