自律神経、あるいは交感神経と副交感神経という言葉は、テレビや新聞などでよく見聞きしますが、あらためてそれは何かと聞かれるとあいまいな部分が多いかもしれません。
自律神経失調症をよく理解するために、もう一度その基本的な意味を確かめておきましょう。
私たちの神経は脳と脊椎にある中枢神経とそれにつながる末梢神経の2つに大別されます。末梢神経はさらに、体性神経と自律神経の2つに区別されます。
自律神経というと「自動的に作用する特殊な神経」というイメージがわくかもしれませんが、実は末梢神経の大部分が自律神経です。
体性神経は動物神経ともいい、意識的に筋肉を動かす運動神経と、痛みや暑さ寒さなどを感じる感覚神経の2つがこれに属します。
それ以外の、無意識に行なわれている体内の作用のすべてをコントロールしているのが植物神経といもいわれる自律神経です。
極端な例でいうと、いわゆる植物状態で生きている人では、作用しているのはほとんど自律神経のみです。私たちが眠っているときもそれに近いものがあります。
胃や腸などの消化器官のはたらきも、心臓や血管の循環器管のはたらきも、すべて自律神経が調整しています。私たちが体の中で何が起こっているかをまったく知らなくても生きていけるのは、自律神経のおかげともいえます。
自律神経には交感神経と副交感神経がありこの2つがいわばアクセルとブレーキの役目をして、いろいろな器官の活動を調整しています。交感神経がアクセルで、副交感神経がブレーキです。
大昔なら敵対する部族と敵と戦うとき、現代ならビジネスで競争相手としのぎをけずるときなど、「緊張した場面」で働くのが交感神経で、ソファで音楽を聴いているときなど「リラックスした場面」で働くのが副交感神経です。
交感神経が優勢になると、血圧は上昇し、呼吸は早くなります。「戦い」の激しい運動に備えるためです。同時に唾液の分泌が抑制されて口の中が乾き、消化器官の活動が抑制されます。
何かを食べている場合ではなく、パワーを戦いに集中しなければならないからです。セックスしている場合でもないので、男性の陰茎は収縮します。
ストレスや不安などで自律神経の交感神経が優勢になっていると、勃起しないのです。しても勃起力が普段より低くなります。
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戦いが終わってリラックスすると副交感神経が優勢になって、血圧が下がり、呼吸がゆったりとして、食欲や性欲もわいてきます。場合によっては眠くなってくることもあるでしょう。
自律神経はこのように重要な「自動調整装置」なので、その調子が狂うと身体中のどこに変調が現れても不思議ではありません。
自律神経失調症が不定愁訴といわれるくらい心身にさまざまな症状が現れるのはそのせいです。
とくに自律神経を失調させる大きな原因になるのがストレスです。
暑さ寒さや痛みなどの身体的ストレスも、心配ごとや悩みなどの精神的ストレスも、交感神経を優勢にして、動悸がする、眠れない、食欲がないなどのさまざまな不調を生むことになります。
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