メイラックスの眠気の副作用を他の抗不安薬と比較すると「中程度からやや少なめ」という評価になります。
承認時の臨床試験では被験者の約2.5%に眠気の副作用が出たと報告されています。
そう多い数字ではありませんが、メイラックスは作用時間が長いのでいったん副作用が出ると長引くことになります。
薬の作用時間の目安である半減期がメイラックスは122時間で、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬の中で最長です。
したがってメイラックスは1日に1回の服用で効果が持続します。また、作用時間が長いわりには即効性もあり、服用後約0.8時間で血中濃度がピークに達します。
このような特徴を考え合わすと、メイラックスを飲んで眠気の副作用が出る場合は、夜寝る前に服用することで眠気をプラスに働かせることができます。
それでも翌朝以降に眠気が出る場合は、次のような対策を検討してください。
- 1日7~8時間の睡眠時間を確保する。そもそも睡眠時間が足りないと、どうしても昼間に眠気が出ます。
- 服用を始めて間もなくなら、しばらくそのままようすを見る。ガマンできる程度の眠気なら、服用に慣れることで解消することが多いからです。
- メイラックスが効きすぎている可能性があるので、服用量を減らしてみる。メイラックスは1日1~2mgの範囲で服用するのが通常ですが、そこから0.5mgまたは0.25mg減量すると眠気の副作用が改善する場合があります。1mg錠にも2mg錠にも真ん中に割線があるので、簡単に分割することができます。
- 催眠作用がメイラックスよりも弱い薬に変更する。商品名でいうとリーゼやセパゾンがこれに該当します。ただしリーゼは抗不安作用もメイラックスより弱くなります。セパゾンは抗不安作用はむしろ強くなりますが、作用時間が大幅に短くなるので依存性に気をつけなければなりません。
昼間に眠気が出る原因はメイラックスの副作用とは限りません。睡眠時間を確保しても、睡眠の質を悪くする病気などがあると、日中に眠気がでてきます。
そのような病気には更年期障害、月経前症候群(低用量ピルで改善)、睡眠時無呼吸症候群、むずむず脚症候群、などがあります。
こういう病気が不眠の原因になっている場合は、病気の治療が眠気の解消の前提になります。
また、不安や緊張も不眠の原因になります。
この場合はベンゾジアゼピン系の睡眠薬を併用するのではなく、メイラックスとは作用機序の違うお薬を使うと副作用や依存性の心配が軽減します。
そのような睡眠薬には、「ロゼレム」(メラトニン受容体作動薬)、「ベルソムラ」(オレキシン受容体拮抗薬)などがあります。
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