「あいつにも困ったもんだ。頭が痛いよ」などというように、心配ごとやストレスで頭が痛くなるのは誰にも覚えのあることです。
心身症というのはストレスが原因で生じる身体の病気のことですが、頭痛や胃痛などはとくにストレスの影響をうけやすい所です。
しかし、どうしてストレスのせいで頭痛が起きるのでしょうか。改まってそう聞かれても困るでしょうが、そのもっとも大きな理由は、過剰なストレスは自律神経の働きを失調させるからです。
自律神経は身体のあらゆるところに分布している末梢神経で、交感神経がアクセルの役目をし、副交感神経がブレーキの役目をして、この2つがバランスを取りながら全身の器官をコントロールしています。
適度なストレスはむしろこのバランスを整えるはたらきをしますが、過剰になると交感神経ばかりが優勢になり、いわばアクセルを踏みっぱなしの状態になります。
副交感神経が優勢になると心身はリラックスした状態になり、緊張とリラックスが適度に入れ替わることで私たちの心身は正常に機能します。
しかし、ストレスによって交感神経が優勢の状態が続きすぎるとさまざまな不調が現れてきます。
交感神経が優勢になると、皮膚や消化器官への血流が減って、脳や筋肉への血流が増えます。
これはいわば「戦闘準備」の緊張した状態です。筋肉も「身構える」ことによって緊張します。この2つが頭痛の原因になるのです。
脳への血流が増えると血管が拡張してそれが三叉神経などの血管周囲の神経を刺激して頭痛が生じることがあります。
女性に多い偏頭痛はホルモンの影響もありますが、このようなストレスの影響でも生じます。
また、ストレスによる肩から後頭部にかけての筋肉の緊張は、肩こりを生じさせるとともに緊張型頭痛というタイプの慢性頭痛の原因にもなります。
これは偏頭痛ほど鋭い痛みはありませんが、にぶい痛みが1日中続くのが特徴です。
また、ストレスを受けると副腎皮質からコルチゾールというホルモンが放出されます。それによって血圧が上昇し、脳の血流量が増えるので、やはり頭痛の原因になります。
コルチゾールはストレスホルモンとも呼ばれ、人がストレスを受けたときに「戦闘」または「逃避」の行動をとるために血圧を上げる作用があると考えられています。
ストレスによる頭痛を改善するにはストレスを減らすことが有効なのは言うまでもありませんが、手軽に解消できないストレスの方が多いのも事実です。
そういうときは頭痛薬が一定の効果を発揮します。偏頭痛にはスマトリプタン配合の専用の偏頭痛薬があるし、緊張型頭痛は市販の頭痛薬でも効果があります。
ただし市販の頭痛薬を毎日のように飲んでいると、だんだん効かなくなり頭痛の頻度も増えるので注意が必要です。
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