「病は気から」という言葉がありますが、心身症とはまさにこの「気からきた病」のことです。
息子の就職がなかなか決まらないので心配で頭が痛い、というときの頭痛は心身症です。息子さん本人も悩んで円形脱毛症を起こしたとしたら、それも心身症です。
「胃に穴の開くような思い」をして本当に胃潰瘍になることもあり、「都会暮らしをしている間はずっと血圧が高かったが、田舎に引っ越すと血圧が下がった」というのは、逆に心身症の高血圧が環境の変化によって治ったケースです。
心身症とは、このように心が関係している病気ですが、うつ病とかパニック障害などの「心の病気」は除外されます。精神的なストレスが原因で発症した身体の病気が心身症です。
心身症は消化器官や循環器系に出るだけでなく、呼吸器(ぜんそく、過呼吸)にも、生殖器(月経不順、ED)にも、筋肉(肩こり)にも、皮膚(じんましん、アレルギー)にもでます。
勃起不全(ED)は皆が遅かれ早かれ経験しますがED治療薬で容易に改善できます。
このように、いわば身体のいたるところに出る可能性があるのは、心身症はストレスが自律神経を失調させて、その影響が身体のどこに出る病気だからです。
例えば、ストレスが胃酸の分泌をコントロールする自律神経をくるわせて胃酸が過剰になると胃潰瘍になります。同じストレスで心身症が身体のどこに出るかは人によって違います。
大きなストレス、長く続くストレスほど心身症の原因になります。
アメリカのある調査によると、もっとも大きなストレスを生じさせる出来事は「配偶者の死」で、その次が「離婚」、「別居」とワースト3までが夫婦関係のストレスが占めています。
ワースト4~10は、「留置所拘置」、「家族の死」、「自分の病気」、「結婚」、「解雇」、「夫婦の和解」、「退職」となっています。
和解などプラスの出来事も大きなストレスになるのが興味深い点です。アメリカ人にとっては夫婦関係のストレスがもっとも大きいようですが、日本なら会社の人間関係や近所づきあいなどのストレスも上位にきそうです。
このような大きなストレスは自律神経を失調させて、心身症を起こす可能性があります。
身体の不調が心身症かどうかは実際には判断が難しい場合が多いのですが、「土日には胃の痛みがウソのように消える」というような場合は、その胃の痛みは会社での何かのストレスが原因の心身症と考えることができます。
また、心身症はストレスの大きさだけでなく、無意識のストレス、意識したくないストレスがより原因になりやすいと言われています。
認めてもらえないストレスが、身体に症状を出すことで自己主張するのです。
たとえば、お義母さんが泊まりにくる前になるときまってお腹が痛くなるというお嫁さんは、「私お義母さんが大好き」と思っていても、自分でも意識しない心の底では嫌っているという可能性があります。
心身症の治療は心療内科、精神科、神経内科などが窓口になります。
治療内容はストレスに対する対応の仕方を身につけるためのカウンセリングが中心になりますが、補助的に抗うつ剤などの薬物を使用することもあります。
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