ハルシオンはデパスと同様にベンゾジアゼピン系に属する睡眠薬で、それ以前によく使われていたバルビツール酸系の睡眠薬に比べると依存性が出にくいお薬です。
しかし、ベンゾジアゼピン系の中での比較では、もっとも依存性が出やすいと言えます。
睡眠薬の副作用でやっかいなのが、飲んでいるうちに同じ用量では効かなくなってくる「耐性」と、長期間服用すると薬を止めにくくなる「依存性」です。
バルビツール酸系のこの副作用を軽減したのがベンゾジアゼピン系ですが、まったく解消したわけではありません。
ベンゾジアゼピン系の中でハルシオンの依存性が比較的強い理由は、①即効性がある、②催眠効果が強い、③半減期(薬の効果が持続する時間)が短い、ということにあります。
これはハルシオンの特徴であり、長所なのですが、それが裏を返すと依存性の強さにつながっています。
即効性があり催眠効果が強いのは、とくに入眠障害に悩む患者さんにはありがたい長所ですが、それだけに薬に頼る気持ちを起こさせやすいと言えます。
また、半減期が短いと薬の作用が消失するのが早いので、薬の成分が切れることによる離脱症状が起きやすくなります。
睡眠薬は作用時間によって、超短時間型、短時間型、中時間型、長時間型の4つに分けられますが、ハルシオンは、最高血中濃度到達時間が1.2時間、半減期が2.9時間で、超短時間型に属します。
ハルシオンの長所を生かし、しかも依存症にならないためには、①安易に服用量を増やさないこと、②できるだけ短期間の服用にとどめること、の2つが大切です。
ハルシオンはふつう1回に0.125mg~0.5mgの範囲で服用します。できるだけ低用量から服用を始めて、安易に用量を増やさないことがポイントです。
また、ハルシオンは1ヶ月以上服用を続けると依存性が形成されるとも言われています。眠れるようになったら薬を減らしながら、早く断薬するという心掛けを忘れないことが大切です。
すぐに減薬することが難しい場合は、もう少し効果が弱い薬に変更する、あるいは半減期がもう少し長いタイプの薬に変更することも、依存性の形成を遅らせる効果があります。
また、睡眠薬を服用している期間はできるだけお酒を飲まないようにしなければなりません。
睡眠薬とアルコールを併用すると、睡眠薬の依存性が早く形成されるだけでなく、アルコール依存症にもなりやすくなります。
しかし、ハルシオンがよく処方されているのはリスクよりもベネフィット(利益)が勝るからなので、不眠に悩む人が依存性を過剰に心配する必要はありません。
ハルシオンは漫然と長期間飲み続けないように心がければ、重い依存症に苦しむことはありません。
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