夜道で後ろから誰かがつけてくるような足音がしたら誰でも不安や恐怖を感じます。
がけを登るときによく「下を見るな」と言うのは恐怖で足がすくんでしまわないためです。
このように、恐怖や不安は危険やリスクを回避することをうながす感情で、自己保存・自己防衛のために必要な本能です。
しかし、本来恐怖や不安の対象にならないことに異常な恐怖を感じる(快速電車に乗るのが怖いなど)、あるいは恐怖を感じるのはもっともな対象でもその恐怖や不安の程度がはなはだしいのが不安障害です。
それもそういう感情が1回きりのエピソードではなく、繰り返し生じて生活に大きな支障をきたしているのが不安障害という病気です。
不安障害には、不安となる対象の違いによって次のような種類に分けられています。
パニック障害は、パニック発作という非常に特徴的な症状をともないます。
パニック発作とは、突然激しい動悸がしたり、呼吸が苦しくなる発作で、初めての発作のときはこのまま死んでしまうのではないかという恐怖を感じます。
しかし、救急車で病院に運ばれると、病院についたころには何事もなかったように発作が治まっているのが特徴です。
パニック発作がどんなときに起きるのかは患者さんによって違いますが、多いのは停車駅の少ない快速電車、すぐには降りられない高速道路などです。
いちど発作が起きるとその場所に行くのが怖くなり(広場恐怖)、できるだけ避けようとするようになります(回避行動)。
また、発作を繰り返すたびに、また発作を起こすことへの不安(予期不安)が大きくなり、日常の行動範囲が制限されるなどの支障が生じます。
社交不安障害は、人前で何かをすることに対して非常に大きな恐怖を感じ、声が震える、手が震える、汗をかくなどの症状が出る病気です。
症状が出やすいのは、会合などでスピーチする、他人と会食する、パーティの受付などで署名する、などの場面です。
人前で過剰に緊張する症状の背景には、他人から低い評価を受けることや恥をかくことに対する異常な恐怖心があります。
人前での失敗の経験が重なると予期不安が大きくなって、学校や会社に行くことが強いストレスになり、社会生活に支障が生じます。
全般性不安障害は、自分や家族の健康や将来など、いわば心配して当然のことを心配するのですが、その程度がはなはだしくて非常に苦しい思いをする病気です。
不眠や集中力の欠如などで日常生活や仕事にも影響が出てきます。
心配や不安を感じない日よりも感じる日の方が多く、そんな状態が6ヶ月以上続くようなら、単なる心配性ではなく全般性不安障害の可能性があります。
限局性恐怖症(単一恐怖症)は、高所恐怖症、先端恐怖症など特定の対象に強い恐怖をおぼえる症状です。
飛行機が怖い、蛇が怖い、雷が怖いなど誰でも苦手なものはありますが、それが程度を超えて日常生活に支障をきたす場合には、限局性恐怖症と診断されます。
エレベータに乗ることも困難な閉所恐怖症、電車に乗れないような嘔吐恐怖症など、限局性恐怖の種類によっては日常生活に大きな影響が生じます。
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