心因性うつ病を治療するには？

抗うつ剤による治療うつ病にも種類があり、その中に「心因性うつ病」というものがあります。

種類があるということは、それぞれに治療法が異なるということになります。

そこで、心因性のうつ病の治療法についてまとめてみました。

心因性うつ病の最大の原因は「ストレス」であり、それを取り除かないことには心因性うつ病を治療することは出来ません。

心因性うつ病の原因となっているストレスなどがはっきりとしている場合、それを取り除くことでこれ以上の悪化を防ぎ、治療に専念することが出来ます。

しかし、場合によっては取り除くことが難しい原因であったり、そもそも原因を特定することが出来ないケースも有ります。

周囲や医師の力も借りて、可能な限り原因の除去やその他の治療法について模索することが重要です。

そこで心因性うつ病の有効な治療方法ですが、それは「カウンセリングを行うこと」です。

心因性うつ病の発症元であるストレスの元を見つけたり解消させたりするのに、カウンセリングは非常に役立ちます。

カウンセリングによって今までに辛かったことを聞いてもらい、原因の特定やこれからの展望についてまとめることが出来るのです。

即効性についてはそこまで高いものではありませんが、心因性うつ病を引き起こす思考を見直すことでうつ病の再発を防ぐことにもつながります。

そして、心因性うつ病のオーソドックスな治療法が「薬物療法」です。

ゾロフト、パキシル、レクサプロなどSSRI抗うつ剤や、サインバルタなどSNRI抗うつ剤などを服用して、うつ病の症状を緩和していきます。

実際の治療の方向性としても、まずは薬物療法を継続し、成果が現れなければカウンセリングを行うというケースが多く見られます。

ただし、薬物療法は「心因性うつ病の症状の緩和」であり、「心因性うつ病の根治療法」ではないという点に注意しなければなりません。

そのため、原因が残り続ける限りは心因性うつ病を完全に治すことは出来ません。

カウンセリング治療と薬物療法にはそれぞれにメリットとデメリットがあり、心因性うつ病の患者それぞれにおいて有効な治療法が異なります。

主治医としっかり相談し、有効な治療法を使い分けていくことで早く治療することが出来ます。

それから一番大事なことですが、ストレス元から離れるのにもカウンセリングを受けるのにも、「余裕のある時間の確保」が非常に重要です。

うつ病に限った話ではありませんが、休養をとることは心因性うつ病の治療において基本的なことになります。

特に、心因性うつ病の治療においては「心の休養」が最も重要になります。

十分な心の休養のためには、周囲がサポートすることも重要です。

心因性うつ病の症状が重い場合、本人だけでは十分に休養と治療を実現することが難しい場合もあります。

そこで、周囲の人がサポートをすることで、心因性うつ病の治療に必要な環境を作り上げることが必要になるのです。

心因性うつ病の治療法のまとめ

心因性うつ病を治療するためには、心をしっかりと休めて、原因を取り除き、カウンセリングや抗うつ薬を使って治療していく必要があります。

複雑に思われるかもしれませんが、数日で治せるものではないので医師や周囲のサポートも受けつつ、一つ一つしっかりと取り組んでいきましょう。

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