離脱症状とはいわゆる禁断症状のことです。
禁煙したことがある人なら経験しているように、ニコチンなどの薬品がつねに体内にあることに身体が慣れると、それがなくなったときに(おもに自律神経の失調によって)さまざまな心身症状が生じます。
ニコチンやアルコールと同様にベンゾジアゼピン系の薬品も依存性があり、使用を中止すると離脱症状が出ることがあります。
ワイパックスはベンゾジアゼピン系の抗不安薬で、不安をしずめる効果が強い方なので、依存性も出やすいお薬です。
また、抗不安薬は作用時間が短いものほど依存性ができやすく、中時間型で半減期が12時間のワイパックスは作用時間が短い部類に属します。
その意味でもワイパックスは依存性の形成に気をつける必要があります。
抗不安薬で離脱症状が出るのは、薬を止めるために減薬を始めたときです。
ワイパックスなどベンゾジアゼピン系の抗不安薬はGABAという脳の働きを抑制する脳内物質に作用しますが、減薬すると脳はいわば「GABA不足」の状態になりバランスを失いやすいのです。
離脱症状で出やすいのは、不安の再発、不眠、筋肉のこわばりによる肩こりや頭痛、けいれん、などです。
これはベンゾジアゼピンの効果である抗不安作用、催眠作用、筋弛緩作用、抗けいれん作用が切れたことによる反作用です。これらの症状は病気の再発と区別がつきにくいのがやっかいなところです。
その他、自律神経の失調による、動悸、発汗、吐き気、イライラなど、人によってさまざまな症状が現れます。
また、薬を減らしたことによる不安感が離脱症状を生むという、逆プラシーボ効果もあると考えられます。
ワイパックスの減薬を始めるときに離脱症状が出ないようにする、つまり依存性が形成されないようにするには、1回の服用量をできるだけ少なくすることが重要です。
抗不安薬は飲み慣れるとだんだん同じ量では効き目がわるくなる耐性ができやすいお薬です。耐性ができて服用量が増えると、依存性も生じやすくなります。
また、薬を飲み続けていると安心だからといって長期間まんぜんと服用を続けると強い依存性が形成されます。
症状が改善したらできるだけ早く減薬を試みることが大切です。減薬による離脱症状を軽くするには、減薬のペースをゆるくし、ゆっくりと薬を減らしていくようにします。
ワイパックスは1日に1~3mg(0.5mg錠2~6錠)の範囲で服用することになっていますが、0.5mgを減量して離脱症状が出るようなら0.25mg(1/2錠)にペースダウンするなどで対応します。
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