ワイパックスはデパスなどと同じくベンゾジアゼピン系の抗不安薬です。たくさんある抗不安薬の中で効果は強い方ですが、そのわりに副作用が少ない使いやすいお薬です。
ベンゾジアゼピン系の薬品は脳の働きを抑制する作用があり、その作用は①抗不安作用、②催眠作用、③筋弛緩作用、④抗けいれん作用、という4つの方面に現れます。
4つのうちどの作用が強いかは薬によって違います。ワイパックスは抗不安作用が強いので抗不安薬して使用されますが、催眠作用が強いものは睡眠薬として使用されます。
筋弛緩作用が強いものは肩こりの薬として使われることがあり、抗けいれん作用があるものはてんかんの薬としても使われます。
このような複数の作用は、うまくするとメインの効果以外の「おまけの効果」になりますが、マイナスに働くと副作用になります。
例えば筋弛緩作用は肩こりを改善する場合もありますが、ふらつきなどの副作用の原因にもなります。
ワイパックスは、メインの抗不安作用は「強」ですが、催眠作用は「中」、筋弛緩作用は「弱」、抗けいれん作用は「中」という位置づけになっています。
ここから分かることは、ワイパックスは眠気の副作用に注意が必要だということです。
寝る前に服用するときはあまり気にする必要がない副作用ですが、昼間服用するときは、車の運転や機械の操作には充分注意しなければなりません。
ワイパックスは半減期が12時間なので、服用後12時間は効果が持続し、その間は眠気の副作用も出る可能性があります。
ワイパックスは筋弛緩作用は弱い方なので、ふらつきの副作用はあまり心配いりません。しかし念のために高所での作業時などは注意が必要です。
ワイパックスで眠気やふらつきの副作用が出る場合は、服用量を減らしてみるのが対策の1つです。
それでも副作用が出るようなら、別の抗不安薬に変更することを検討しましょう。
ベンゾジアゼピン系の薬でもっとも注意を要する副作用は依存性です。ワイパックスは効果が強いだけに、精神的にも身体的にも依存しやすいとお薬だといえます。
また、ワイパックスは、同じ用量ではだんだん薬が効かなくなる耐性も比較的できやすいお薬です。耐性ができて服用量が増えると依存性も形成されやすくなります。
依存性が形成されると、薬を止めようとしても離脱症状がでてなかなかやられなくなります。
耐性や依存性が出ないようにするには、決められた服用量を守り、できるだけ短期間の服用で減薬・断薬するように心がけることが大切です。
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