ベルソムラは副作用が少ない安全な睡眠薬として注目されているお薬です。
発売されたのは2014年で、オレキシン受容体拮抗薬というまったく新しいタイプの睡眠薬です。とくに注目されているのは、睡眠薬には付きものと思われていた耐性や依存性がほとんど出ないということです。
耐性とは、同じ薬を飲んでいるとだんだん効き目が弱くなってくることです。同じ効果を得ようとすると服用量がどんどん増えてきます。
依存性とは、同じ薬を長期間飲んでいると、薬を止めようとしたときに心身に変調が起きて、なかなか薬を止められなくなることです。
さらに、オレキシン受容体拮抗薬は、他のデパスなどベンゾジアゼピン系などの睡眠薬の副作用である、足元のふらつきや転倒、日中への眠気の持ちこしも少なくなっています。
このように副作用が少ないお薬ですが、ベルソムラに特徴的な副作用として報告されているのが「悪夢」です。
頻度は多くありませんが、ベルソムラを服用して眠ると怖い夢を見るという報告があります。
その理由は分っていませんが、考えられるのは①ベルソムラは他の睡眠薬と違ってレム睡眠を抑制しないから、②脳内物質のオレキシンに作用するから、などの理由です。
人は睡眠中にレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しますが、夢を見るのは脳が活発に活動しているレム睡眠のときです。
ふつう睡眠薬はこのレム睡眠を抑制するので夢を見ること自体が少なくなりますが、ベルソムラはレム睡眠に影響を与えないので夢を多く見るのではないかと考えられます。
しかし、これは悪夢を見るという理由にはなりませんが、そもそも夢は楽しいものよりはどちらかというと怖いものが多いせいもあり、とくに悪夢が記憶に残るのかもしれません。
また、日中に突然眠りの発作が起きるナルコレプシーという病気は、オレキシンの不足が関係していると考えられています。
このナルコレプシーのもう1つの症状がよく悪夢を見るということです。したがって、オレキシンに作用するベルソムラを服用することで悪夢が増えるのではないか、とも考えられています。
ところで、ベルソムラの発売前にはこのオレキシンに対する作用でナルコレプシーを発症するのではないかとい危惧する人がいましたが、幸い臨床中も発売後もそのようなケースは発生していません。
ベルソムラは日中への眠気の持ちこしが少ないと述べましたが、まったくないわけではありません。
ベルソムラの睡眠を維持する効果は6~8時間ほどですが、半減期は12時間ともっと長いので、薬の作用はそれくらいは続いていることになります。
ベルソムラでも眠気の持ちこしがある場合は、睡眠環境に問題があって眠りの質が良くない可能性があります。
枕の高さや寝室の明るさ、騒音など睡眠にわるい影響を与える環境がないかチェックしてみましょう。
また、そもそも睡眠時間が4~5時間と短めの場合は、眠気の持ちこしが当然起きやすくなります。
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