リスミーの副作用リスミーはベンゾジアゼピン系に属する短時間型の睡眠薬です。効き目の強さはこの系統の睡眠薬の中ではもっとも弱い方です。また、短時間型の割には即効性がなく、じんわりと効果を発揮します。

このようにソフトな効果のリスミーは、副作用の頻度は少なく、出ても比較的軽い場合がほとんどです。

ベンゾジアゼピン系の睡眠薬に共通している副作用には、翌日への眠気のもちこし、筋弛緩作用によるふらつきや転倒、服用直後のもうろう状態や健忘、耐性や依存性が生じる、などがあります。

まず、翌日への眠気の持ちこしは、中時間型や長時間型の睡眠薬よりは少ないが、短時間型としては多い、という位置づけになります。

薬の効果が持続する時間は、成分の血中濃度が最高値の半分になる「半減期」が目安になります。

リスミーの半減期は8~13時間で、短時間型の中ではもっとも長いので、人によっては、翌朝以降にも眠気が残ることがあります。

眠気の対策としては、まず睡眠時間をじゅうぶん確保することが大切です。

それでも眠気が残る場合は、2mgを服用している場合には1mgにするなど、服用量を減らしてみましょう。それでも効果がない場合は半減期の短い超短時間型への変更を検討します。

ふらつきや転倒は、リスミーは筋肉の弛緩作用が弱いのでめったに出ません。しかし出るケースがまったくないわけではないので、とくに高齢者は夜中にトイレに起きたときに転倒しないように注意が必要です。

ふらつきの副作用がよく生じる場合は、服用量を減らすか、筋弛緩作用がほとんどない非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬への変更を検討します。

服用直後のもうろう状態や薬を飲んだ後の行動を翌朝覚えていない健忘は、即効性がある効き目の強い睡眠薬に多い副作用で、リスミーにはほとんどありません。

もしこの副作用が出る場合は、やはり服用量を減らしてみることが対策になります。また、お酒と併用すると出やすい副作用なので、睡眠薬を飲むときはお酒をひかえなければなりません。

耐性や依存性も、効果が強く即効性のある睡眠薬に起こりやすい副作用なので、リスミーのようなマイルドな効き目の睡眠薬は、それほど心配する必要はありません。

しかし、安易に服用量を増やすと耐性ができて薬が効きにくくなり、漫然と長期間服用を続けると依存性ができて薬を止めにくくなります。

きめられた服用量を守り、不眠の症状が改善してきたら断薬に向けて減薬を始めることが大切です。

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