マタニティーブルーとは、出産後の気分の落ちこみのことです。多くの場合、出産数日後に症状が出るのでthe 3rd day blue(3日目の憂うつ)とも呼ばれています。

症状は軽いケースが多く、ほとんどの場合とく治療をしなくても1週間から10日くらいで自然に治ります。

マタニティブルーの原因は妊娠中に豊富に分泌されていた女性ホルモンのエストロゲンとプレゲステロンが急激に減ることです。

出産後、一時的に脱毛が増えることがあるのもこのホルモンバランスの変化が原因ですが、それが精神面に現れたのがマタニティブルーだということができます。

女性ホルモンのバランスの変化が精神面に影響する例としては、月経前症候群(低用量ピルで改善)や閉経後の更年期障害がよく知られていますが、マタニティブルーもその1つです。

マタニティブルーは出産後の女性の約50%が経験すると言われているので、頻度としては月経前症候群などよりむしろ多いといえます。

マタニティブルーの症状には、気分の落ち込みや不安、急激な感情の変化(怒りっぽくなる、涙もろくなるなど)、不眠、集中力の低下などがあります。

このような抑うつ症状はうつ病と似ていますが、マタニティブルーの場合は病気ではなく正常範囲での一時的な心の変化と考えられています。

しかし、まれに重症化して「産後うつ病」になり、症状が長期化すことがあるので注意が必要です。

マタニティブルーになりやすいタイプには、月経前に気分が不安定になる月経前症候群(PMS)だった人、几帳面で完璧主義の人、責任感が強く何でも自分で処理しようとする人、などがあります。

また、出産後の子育てで夫の協力が得られないとき、親や姉妹など親族の支援が期待できないときも、マタニティブルーになりやすいと言われています。

マタニティブルーになったときの対処法は、この症状は誰にでもありがちな一時的なものだということを理解して、不安を膨らませないことです。

出産後にありがちな異常な抜け毛も、ホルモンバランスが安定したら治ることを知らないとたいへん不安になりますが、マタニティブルーもそれと同じです。

また、出産後しばらくは、家事や子育てを何でも自分でこなそうとせずに、夫はもちろんですが親や姉妹などの力を借り、その支援に甘えることも大切です。

仕事や責任を一人で抱え込もうとすると、不安やイライラがつのって症状が長引くこともあります。

親しい友達に今の不安な気持ちを話すことも気分を楽にしてくれます。その友人に出産経験があればなおいいでしょう。

その他、家に閉じこもらずに外に出て太陽の光を浴びて、体を動かすことも気分を明るくするのに役立ちます。

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