マイスリー10mg非ベンゾジアゼピン系に属するマイスリーは、副作用が少なく、入眠障害の治療に適した睡眠薬として、よく使用されているお薬です。

マイスリーには5mg錠と10mg錠の2種類があるので、その使い分けについて考えてみましょう。

マイスリーは、5mgから使用を始めて、それで効果が充分でないときに10mgまでに増量することができます。

しかし、10mgでも十分な効果が得られないときは、さらに容量を増やすのではなく、例えばベンゾジアゼピン系のハルシオンなど、作用が似ていて効果が強い別の睡眠薬への変更を検討します。

同じ睡眠薬の量を増やしてもそれに比例した強い効果は得られず、副作用が強くなるだけだからです。

マイスリーは服用後に成分の血中濃度が1時間以内に最高値に達します。

飲んでから15分もすれば眠気が訪れるので、布団に入ってから寝つけないときだけにマイスリー5mgを服用するという飲み方もあります。

あるいは5mg錠をピルカッターで1/2にカットして、2.5mgから服用を始めてもいいでしょう。

増量を考える場合も、5mgをベースにして、とくに寝付きが悪いときにだけ7.5mgあるいは10mgにするという方法もあります。

寝付きの悪さが改善して減薬を始めるときも、10mgから7.5mg減らすなど小刻みに減らして行く方がスムーズに減薬できます。

このように考えると、10mgより5mgの方が症状に応じた用量の増減がしやすく、使い勝手が良いことが分ります。

藥価でいうと10mg錠の方が5mg×2錠より20%ほど割安になりますが、3割負担の健康保険なら大きな差にはなりません。

なるべく薬代を安く抑えたい場合はマイスリーのジェネリック医薬品を使えば薬価は約半分で済みます。

マイスリーのジェネリックは「ゾルピデム錠」という一般名(成分名)で販売されています。マイスリーは人気のある睡眠薬なので、多くの製薬会社からゾルピデム錠が発売されています。

マイスリー錠を使って寝つきの悪さを改善しようとするときは、お薬の量の加減をするだけでなく、睡眠環境を整えることも大切です。

まず、自然の睡眠リズムに合わせて夜11時くらいにはベッドに入ることが望まれます。

その他に、枕の高さ、寝具の柔らかさ、部屋の温度、明るさ、騒音などに気をつけて快適な環境で眠る習慣を付けましょう。

また、お酒が好きな人は寝つけないとどうしても寝酒を飲みたくなりますが、睡眠薬とお酒を併用するとどちらもだんだん飲む量が増えて、依存性が形成されやすくなります。

睡眠薬を飲むときはお酒をガマンする、お酒を飲んだとき睡眠薬をガマンすることが必要です。

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