トリアゾラムハルシオンは即効性があり、寝つきの悪さを改善する睡眠導入剤としてよく使用されている睡眠薬です。

服用後10分ほどで効き目が現れ、1時間ほどでもっとも効き目が強くなります。作用時間は約3時間と短く、「超短時間型」に分類されます。

成分名はトリアゾラムで、デパスなどと同様にベンゾジアゼピン系睡眠薬に属します。

発売は1983年ですでに特許期間が終了しているので、「人気商品」ということもあり数多くのジェネリック医薬品が発売されています。

超短時間型の睡眠薬にはハルシオンの他にマイスリーやアモバンなどがありますが、その中でもハルシオンは効き目の強さ、キレの良さでやや勝っていると言えます。

したがって、入眠障害で苦しんでいる患者さんには大変評判の良いお薬ですが、注意しなければいけないこともあります。

それは、効き目が早く出る睡眠薬は、服用後すぐの時間帯に意識がもうろうとした状態で人と話をしたり、歩き回るなどの、せん妄状態を起こしやすいことです。

この症状は、本人は翌朝をそれを覚えていないのが特徴です。このような副作用を少なくするには、服用後に起きて用事をしたりしないで、すぐベッドに入ることが大切です。

余談になりますが、効き目が強くすぐに効果が現れるハルシオンは犯罪に使われるケースもあり、イギリスやオランダなど発売を禁止している国もあります。

もう1つ注意しなければいけないのは、効き目が強く作用時間が短いハルシオンは、耐性や依存性ができやすいということです。

ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、それ以前のものより耐性や依存性はできにくいのですが、その中ではハルシオンは比較的、耐性や依存性を形成しやすいと言われています。

睡眠薬を使用して眠れないつらさが解消すると、それに頼って漫然と使い続ける傾向がありますが、できるだけ用量を増やさないこと、短期間の使用にとどめることが大切です。

ハルシオンは通常0.125mg~0.5mgの範囲で使用されますが、強い効果を求めて安易に量を増やせばそれだけ依存性の形成が早くなります。

同じ超短時間型のお薬でもマイスリーやアモバンなどは、効果の強さではやや劣りますが、それだけ副作用が少なく、耐性や依存性もできにくいと言えます。

薬の効果には個人差があるので一概には言えませんが、マイスリーやアモバンで充分な効果が得られる場合はそれを第一選択にするべきと言えるでしょう。

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