抗不安薬のソラナックスは、ほどよい効果の強さと副作用の少なさで使い勝手が良く、たいへんよく処方されているお薬です
2010年にアメリカでもっとも多く処方されたのがソラナックスです。
ベンゾジアゼピン系の抗不安薬にはデパス(エチゾラム)など多くの種類がありますが、「力価」と「薬物動態」を見るとその薬の特徴が分ります。
力価とは効き目の強さのことで、薬物動態とは即効性や作用時間などの効き目の出かたのことです。
ベンゾジアゼピン系の抗不安薬には①抗不安作用、②催眠作用、③筋弛緩作用、④抗けいれん作用の4つの作用があります。
この各々の作用の強弱が力価として評価されますが、ソラナックスは、抗不安作用が「中」、催眠作用が「中」、筋弛緩作用が「弱」、抗けいれん作用が「弱」という評価です。
ソラナックスの薬物動態は、最高血中濃度到達時間が2時間で半減期が14時間です。
服用後15分くらいで効果が現れだして、2時間後には効果がピークになります。即効性があるので頓服としても使用されます。
ソラナックスの血中濃度はピークから14時間後に1/2になります。これが半減期で、薬のおおよその作用時間にあたります。
抗不安薬は作用時間によって、短時間型、中間型、長時間型、超長時間型に分類されますが、ソラナックスは中間型に属します。
ソラナックス1日2~3回に分けて服用しますが、半減期が14時間なので前に飲んだ薬がまだある程度効いている状態で次の薬を飲むことになります。
この積み重ねの効果があるので、半減期が長いお薬は服用を始めてから効果が安定するまでに何日間かかります。
この安定した状態を定常状態といい、定常状態に達するには半減期の5倍の時間がかかります。
ソラナックスは14×5で70時間、約3日間服用を続けると効果が安定します。
このような力価と薬物動態から、ソラナックスのメリットとデメリットを考えてみましょう。
まず、メリットとしてあげられるのは、抗不安作用がほどよいので最初に処方する抗不安薬に適していることです。
まずソラナックスでようすを見るのは臨床でよく行われていることです。筋弛緩作用が弱いのでふらつきの副作用が少ないのもメリットです。
デメリットとしては、眠気の副作用が比較的多いことと、依存性が生じるケースが比較的多めなことです。
依存性は効果が強く作用時間が短いものほど出やすくなりますが、ソラナックスはどちらも中程度なので、依存のリスクも中程度はあります。
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