うつ病やパニック障害などの精神疾患の治療に用いられる抗うつ剤で、ジェイゾロフトは良く知られていることと思います。

この記事ではジェイゾロフトを服用することにより、体重の減少が認められることがあるのか、詳しくお知らせしていきます。

ジェイゾロフトの服用で痩せるという情報は、診察を受け、薬を処方された患者さんや、インターネット上での口コミなどの報告も少なからずあります。

しかし、人それぞれ色々な症状が出ることが考えられますが、ジェイゾロフトの服用により、必ずしも体重が減少することはないと考えてよいでしょう。

もし、体重が減少し痩せることが出来たという結果があるのならば、それはジェイゾロフトの副作用によるもので、次のような原因が考えられます。

  • ジェイゾロフトの服用によって腸が何らかのトラブルを起こしてしまい、下痢の症状が出て、体重が減少し痩せてしまった。
  • ジェイゾロフトの服用を続けていたところ、胃の調子が悪くなり吐き気の症状が出て、そのことに伴い、食欲が落ち体重が減少し痩せてしまった。
  • 今までは、ジェイゾロフト以外の抗うつ剤を服用していたところ体重が増加してしまったが、ジェイゾロフトの処方に変わり、服用したら体重の減少が認められた。

3つ目のこちらの症状は、ジェイゾロフトがパキシルやルボックスのような、他の抗うつ剤より体重増加の副作用が少ないため、現われた症状といえるでしょう。

ジェイゾロフトは長期間服用することにより、多く結果が挙げられている副作用のひとつである、体重の増加は確実に防ぐことは難しいとされています。

また、ジェイゾロフトの服用で痩せるという、インターネット上の口コミや、他の患者さんからの情報は、あくまで副作用である胃腸のトラブルによる下痢や吐き気のため起こる食欲不振、太りやすい副作用が多いとされている抗うつ剤をジェイゾロフトに変えたことによって起きた結果だと考えてよいでしょう。

ジェイゾロフトの服用を続けていたところ、胃の不調、吐き気による食欲不振、腸のトラブルによる下痢などの症状が続き心配な場合は、医師の診察を受け、抗うつ剤に詳しい薬剤師などに必ず相談なさってください。

うつ病などの精神疾患を治療する医師は、メンタル面の不調による、さまざまな不快な症状を改善してくれるプロの方です。早めにかかりつけのクリニックでの受診をするようにしましょう。

ジェイゾロフトの服用によって、体重の減少が認められたとしても、それは副作用によるものであり、決して健康的とはいえません。

下痢や食欲不振、吐き気や嘔吐などの症状は、気持ち的にもとても苦しいものですし、体内に必要な栄養素を破壊してしまい、体にさまざまな悪影響を及ぼしてしまいます。

たとえ体重の減少があったとしても精神疾患の症状を長引かせるだけではなく、何らかの病気にかかりうることも考えられます。

また、現在では抗うつ剤について、インターネット上や専門誌、各患者さんたちの口コミなどでたくさんの情報が飛び交っている状況になっています。

その中でも間違った抗うつ剤の認識を身に着けてしまわないよう気をつけることが大切です。ジェイゾロフトなど抗うつ剤の服用をするときには、副作用についても良く知り、正しい服用をするよう心がけましょう。

ジェイゾロフトの服用で体重減少の働きがあるかどうかをお知らせしていきましたが、いかがでしたでしょうか?

お知らせのとおり、ジェイゾロフトに体重を減らす作用は少なくとも無いことがわかりました。色々な情報に惑わされず、ジェイゾロフトなどの抗うつ剤を服用しながらでも、健康な身体とメンタルの部分でも改善していけるよう、お薬と上手にお付き合いいただければと思います。

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