うつ病を克服大学を卒業後ある商社に就職して5年になるA子さんは、入社2年目にお局的存在の2人の先輩女子社員の派閥争いに巻き込まれて、うつ病を発症しました。

キャリア志向が強かったA子さんはどちらのグループとも距離を取ろうとしていましたが、それが災いして両方のグループから敵対グループのメンバーとみなされ、陰に日向に嫌がらせを受けていわば孤立無援の状態になってしまったといいます。

嫌がらせといってもささいなことの積み重ねなので、正面切って抗議することもできず、プライドの高いA子さんは上司に相談することもできませんでした。

そんな日々が続く中で、通勤途中の乗換駅で電車を待っている間に突然涙があふれて止まらなくなり、会社へ向かう電車に乗ることができませんでした。

夜眠れない日々が続いていたこともあり、もう限界だと思ってその足で、通りすがりにいつも看板を見ていたメンタルクリニックを受診しました。

その時ことは、医師の顔も話をした内容も思い出せないのに、なぜか診察室の机や白い壁だけは鮮明に覚えているといいます。

通院当初は、処方された抗うつ剤はまったく効く気配がないし、医師の話もどこかA子さんの気持ちにそぐわず、期待外れのことが多かったといいます。

しかし、そんなときにたまたまスマートフォンが故障したのをきっかけに、数日間ラインやFBにアクセスせず、ゲームもしないで早く寝ると、翌朝すこし気分が楽になっていることに気がつきました。

それまではSNSやゲームあるいはネットサーフィンで、寝るのは深夜の1時過ぎという生活だったといいます。会社の同僚からのラインに返事をするのもストレスになっていたようです。

そこでA子さんは、さすがにケータイを持たないわけにはいかないので、思い切ってスマホをガラケーに変えて、同僚にもSNSからの撤退を宣言しました。

最初はみんなにからかわれたといいますが、この思い切った行動がA子さんに立ち直りのきっかけを与えたのかもしれません。

A子さんは、夜早く寝て朝方の生活に変えたことも効果があったと振り返ります。

朝の光を浴びるのはうつ病に効果があると聞いていたので、実家で暮らしていたA子さんは朝食前に庭に出て、お母さんがやっている家庭菜園の世話の手伝いをしたそうです。

会社を休職することもなくうつ病を克服できたA子さんは、「実家から会社に通っていたのでいよいよダメなら会社を辞めてもいいと思っていたのが良かったのかもしれず、そういう意味では恵まれていました」と当時を振り返ります。

「しかし、いちばん大きかったのは、人の思惑を気にせずにSNSを止めたことと、朝方の生活に切りかえたことだと思います」というのがA子さんの結論です。

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